2021/03/22 モータースポーツ

一旦は開発凍結も…攻めたホンダF1の新しい内燃エンジン。浅木PU開発責任者に聞いた


この先のホンダがホンダらしくあるためには



未来のホンダのためにも今年はぜひ、最高の結果を残してほしい。そう思わずにはいられないのだが、ふと不安に思ったのは、F1撤退後のホンダの人材育成である。モータースポーツの最高峰であるF1という舞台は、世界を相手に戦う極限の状態で技術者としての自信、どんな状況をも打開する力を育むに違いない。まさに、浅木氏のように。しかし、そのF1から退いてしまって、果たして今後のホンダからは、どのようにそういう人材が生まれるというのだろうか?

「それは今後、20〜30年単位でホンダがどんな企業になりたいかということにかかっているんじゃないでしょうか。フツウの会社になってしまうのか、今までのような何かヘンな会社という部分を残していってくれるのか。そのころには自分はいないのでわかりませんけれど…」

もはやF1撤退の是非を語ることはしないが、こうなった以上はプロジェクトに関わる全員が圧倒的な体験をして、そこで得たものをホンダという会社の中に展開してほしいと思わずにはいられない。それが次世代に、それがF1なのか違う何かなのかはともかく、極限で戦うことが必要なのだという思いとして継承されるように…。

まさに、ホンダがホンダらしくあるために。やはり今季のF1、狙うはチャンピオンしかないのである。

〈文=島下泰久〉

ドライバーWeb編集部

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