2021/02/28 モータースポーツ

【WRC 2021 第2戦】初開催の北極圏でのスノーラリーでヒョンデのタナックがリード【アークティック・ラリー・フィンランド Day1】

●ヒョンデのタナックが首位に立つ


WRC 2021 第2戦

第1回 アークティック・ラリー・フィンランド 2021

日時:2月26~28日

サーフェイス:スノー/アイス

SS総走行距離:251.08km(SS数10)

サービスパーク:ロヴァニエミ




WRC 2021の第2戦、アークティック・ラリー・フィンランドが2月26日にスタート。初日のデイ1は2本のSSが行われ、ヒョンデのオィット・タナックが総合首位に立ち、2位には同じくヒョンデのクレイグ・ブリーンが続いた。3位にはTGR(トヨタGAZOOレーシング)のカッレ・ロヴァンペラが着けている。

WRCのスノーラリーといえば、長年スウェディッシュ・ラリー(スウェーデン)がつとめてきていたが、今年は新型コロナウイルスの影響で中止となってしまった。代わりにスノーイベントとして名乗りをあげたのが、フィンランドのアークティック・ラリー。毎年フィンランド国内選手権の開幕戦として開催されてきた、今年で56回を数える伝統のスノーラリーだ。スウェディッシュが近年悩まされてきた雪不足も、より北極圏に近いアークティック・ラリーならば心配も少ない。2021年は国内選手権とは別のイベントとして、新たにWRCの第2戦として初開催する運びとなった。



ちなみに毎年夏に開催されるラリー・フィンランドとは、まったく別のラリーとなる。かつて1000湖ラリーと呼ばれたラリー・フィンランドは、首都ヘルシンキから300km北に位置するユバスキュラを中心とする。これに対し今回のアークティック・ラリーは、そのユバスキュラからさらに500kmほど北にあり、サンタクロース村があることでも知られるロヴァニエミがホストタウン。アークティックの言葉通り、北極圏で行われるラリーだ。スウェーデンと同様に、アークティック・ラリーも森の中を走るステージが中心。シーズン唯一のスタッド付きナロータイヤを装着し、スノーバンクを使いながら高速で駆け抜けるハイスピードラリーというのが特徴と言える。

初日はいきなりこのラリー最長31.05kmのSSから始まった。SS1はアークティック・ラリーへ参戦経験のある2019年ドライバーズチャンピオン、オィット・タナック(ヒョンデ)がベストタイムを奪う。そして続くSS2は1と同じコースをリピートするのだが、スタートが18時を過ぎるためナイトステージとなった。ここでもタナックが1番時計。2つのステージだけで後続と16.2秒もの差をつけ、総合首位で初日を終える。



総合2位には、ヒョンデワークスの3台目を任されたクレイグ・ブリーン。フィンランドのスノーラリーは初の出走にも関わらず、SS1でセカンドベスト、SS2ではサードベストをマークした。そしてその4.2秒後方にはTGRの若きフライングフィン、カッレ・ロヴァンペラが着けている。地元でWRC初優勝を達成できるか、注目のドライバーのひとりだ。



前戦モンテカルロのウイナーであるTGRのセバスチャン・オジエは、選手権リーダーのため先頭出走。路面の雪かき役となってしまい大きくタイムロスしてしまう。トップのタナックから49.8秒差の総合9位で初日を終えた。一方フィンランドでの修行中に参戦しポディウムを獲得したこともある勝田貴元は、総合7位。2人の今後の追い上げにも注目だ。



土曜日のデイ2は6本、そして最終日の日曜には再び2本のSSがクルーを待ち受ける。

<写真=Redbull 文=ドライバーWeb編集部・青山>


















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