2021/07/30 コラム

本気すぎる!「ワイルド・スピードICE BREAK」の劇中車たちをご紹介!

●ワイスピ劇中車は見た目だけじゃない

ワイルド・スピードに登場するクルマたちは、リアルなカーアクションのために本気のチューニングが施されている。毎作、スクリーンを駆け巡るワイスピカーたち。今回は、『ワイルド・スピードICE BREAK」に登場するド派手なカスタマイズマシンを一挙にご紹介!

◇◇◇

1970
ダッジ・アイスチャージャー



第1作から「ここぞ!」というときに登場するドム(ドミニク)の愛車「ダッジ チャージャー」。回を重ねるごとに改造が加えられ、バージョンアップしていくのもシリーズの見所のひとつになっている。氷上シーンで登場する「アイスチャージャー」は初めての四輪駆動仕様で、ゼロから手作り。完全オリジナルのフレームとサスペンションを組み合わせた車体のフロントミッドには、707馬力を発揮するV8エンジンを搭載している。



四駆システムはオフロードレーサーと同じハイパフォーマンス仕様だ。カーアクションに圧倒的なリアルさを求めるワイルド・スピードならではの、本気の車両開発を見せつける。気になるのは、トランクスペースに“後付け”されたアイテム。ドでかいマフラー状のものは、過激な加速を実現するジェットエンジン。そしてその隣に鎮座する怪しげな機器…はたしてどんなメカなのか。ぜひ作品で確認されたし!

1972
プリマスGTX



ドムがニューヨークで繰るマシンがコレだ。車両開発に携わったデニス・マッカーシーいわく、「ドムがディナーに行くときに乗るデイリーカーのようなクルマなんだけど、信じられないほどの馬力を持っているんだよ」。ほかのカスタム劇中車同様、エンジンはGM製6.2LのV8だ。ワイルド・スピードではおなじみのNOSボンベも室内に収められている。NOSは3ステージ仕様で、劇中でどんな使い方をするのか興味深い。落ち着いたカスタマイズがカッコイイ外観同様、室内もあくまでもクラシカルなノーマルの雰囲気を残している。



2016
スバルBRZ



劇中、リトル・ノーバディーがニューヨークを突っ走る「スバルBRZ」は、ロケットバニー社製のワイドボディキットとアリスト社製18インチアルミホイール、スポーツサスペンションでキメている。室内はバケットシートとロールケージが張り巡らされたレーシーな装い。2L水平対向エンジンには、なんとターボキットを装着している!



ローカルモーターズ ラリーファイター



レティが乗るラリーファイターは、430馬力の6.2L・V8エンジンをパイプフレームに搭載する公道走行可能なオフロードマシン。本来FRのマシン(米国ローカールモーターズが製作・販売)を、氷上走行のために四輪駆動に大改造してしまった!

1965
シボレー コルベット



レティが乗る2代目コルベット「スティングレイ」。グラスファイバーのボディは極太タイヤが収まるようにワイドボディ化されているのだが、ノーマルのフォルムを保ちつつ最新のV8エンジンと足まわりを組み込んだ特別製なのだ。

2015
スバルWRX STI



もともとラリーで活躍しているマシンなので、大型のリヤウイングやボディキット、スパイクタイヤと大径ホイールにした以外、大きな改造を施す必要がなくかっこいい撮影が行えたという。エンジンは2.5Lターボで、6速MT仕様である。

ランボルギーニ ムルシエラゴ



ローマンのマシン。V12エンジンに4WDという組み合わせのランボルギーニ ムルシエラゴだ。劇中、氷河での水没シーンではエンジンなしのレプリカが用いられたが、それ以外のアクションシーンでは3台の本物が惜しげもなく使われた。

1950
シボレー フリートライン



キューバでドムが自分で組み上げてレースするというアンティークなクルマ。外観は軽量化のためにほとんどのボディパーツが取り外されているが、大型ターボ付きのエンジンは島一番の馬力(?)を持つ!

こいつは反則だと思うのだが…
Rip Saw by Howe & Howe



ホウ&ホウ社が民間用に販売している究極のオフロード車両、リップソー。600馬力を発揮する6.6Lデュラマックスディーゼルエンジンでキャタピラを駆動。氷上で圧倒的な走りを見せつけている。室内も戦車風。快適というより、やはり戦闘が似合いそうな雰囲気だ。



〈文と写真=ケニー中嶋〉

ドライバーWeb編集部

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