2021/08/02 新車

盗難対策に指紋認証!トヨタ、新型ランドクルーザー300系を発表・発売…ディーゼル車も国内導入

●GRスポーツ

■高剛性かつ、約200kgの軽量化を達成


車台には、フレーム構造を踏襲しながらもTNGAの考えに基づくGA-Fプラットフォームを新たに採用。最新の溶接技術の活用などにより、従来型比で+20%高剛性かつ軽量なフレームとし、衝突安全性能、静粛性、走りの質を向上させた。ボディも高張力鋼板の採用拡大に加えてボンネット、ルーフ、全ドアパネルをアルミニウム化。パワートレーンの搭載位置は車両後方に70mm、下方に28移動している。



これらにより車両として約200kgという大幅な軽量化、低重心化、前後重量配分の改善、さらに環境性能も向上している。



■オン/オフ問わない走りを実現



プラットフォームの刷新に伴い、ハイマウント・ダブルウイッシュボーン式(フロント)とトレーリングリンク車軸式(リヤ)のサスペンションを新開発。特にリヤサスペンションはショックアブソーバーの配置を最適化し、乗り心地と操縦安定性を向上させている。



またサスペンションアームの配置変更により、ブレーキング時にも安定した車両姿勢を維持。なお、悪路走破性向上のため、ホイールアーティキュレーション(タイヤの浮きづらさ)も向上させている。



さらに、路面状況は運転操作に応じ、ショックアブソーバーの減衰力を4輪独立で制御するAVS(Adaptive Variable Suspension)には、新たにリニアソレノイドタイプを採用。操縦安定性と乗り心地の両立を図っている(AVSはZX、GRスポーツに標準装備)。

■油圧式パワステでも操舵支援を実現


過酷な環境下での使用に耐える油圧式パワーステアリングに、電動式の操舵アクチュエーターを組み合わせた。これによりレーントレーシングアシストなどの操舵支援機能の追加が可能となったほか、低速時の優れた取りまわしや悪路走行時のショック(キックバック)を低減、よりスッキリしたステアリングフィールなども併せて実現している(ZX、GRスポーツ、VXに標準装備)。

■電子制御ブレーキシステムも採用



ブレーキペダルの操作量をセンサーで検出し、最適な制動力を油圧ブレーキで創出することでよりリニアな制動特性を得られる電子制御ブレーキシステムを採用(ZX、GRスポーツ、VXに標準装備)。

ドライバーWeb編集部

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