2021/07/13 新車

ロングドライブで再発見! ボルボの7シーター「XC90」のGT性能は、ハンパなかった。




■日本でボルボ人気が高い理由


長距離移動は、クルマのグランドツーリング性能を確認する意味でかなり大事なこと。だが、コロナ禍になってからもう1年以上、海外はもちろん行っていないし、国内でも遠方へ取材しに行く機会が極端に減っているのが現状だ。

そんなことを考えていたら、ボルボ・カー・ジャパン広報部から編集部に「VOLVO XC90 LONG TEST DRIVE」と銘打たれた試乗イベントのお誘いが届いた。このイベントは、6月21〜25日の5日間、「東京→仙台→新潟→金沢→長野→東京」を、XC90で走破するというもの。我々driverチームは、6月23〜24日に「金沢→長野」の区間に参加した。

XC90

1日目は東京駅から北陸新幹線で金沢駅へ。2日目に試乗車のXC90 B6 AWD Rデザインを受け取ると、早速市内へ繰り出した。加賀藩前田家の城下町として栄えた金沢は、第2次世界大戦の戦禍を免れたこともあって、21世紀の現在も北陸でもっとも歴史を感じさせる風情ある街並みが残る。有名なひがし茶屋街や長町武家屋敷跡なども散策したいところだったが、今回のメインはXC90のテストドライブ。兼六園沿いの雰囲気のいいロケーションで撮影すると、金沢を後にした。

【画像ギャラリー】GT性能に驚いたボルボのXC90と、金沢・高山のきれいな景色(全30点)

それにしてもXC90は、日本の古い街並みによく似合う。試乗車は専用のエクステリアパーツや22インチの大径アルミホイールなどを装着したRデザインだったが、XC90本来の折り目正しい端正な造形は、和の雰囲気の背景との親和性の高さを感じさせてくれる。ボルボが長く日本で高い人気を誇るのは、日本人の美的感覚にスカンジナビアン・デザインが上手くフィットするからなのかもしれない。


ドライバーWeb編集部

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