2021/07/13 新車

ロングドライブで再発見! ボルボの7シーター「XC90」のGT性能は、ハンパなかった。


■悪路走行も頼もしいオフロードモード


ストップ&ゴーが多い市街地では、XC90はとても軽快な走りを見せる。試乗したXC90 B6 AWD Rデザインは、最高出力300馬力/最大トルク420Nmの、気筒休止機構を備えた、電動スーパーチャージャー付き2L直4直噴ガソリンターボエンジンを搭載。さらに、13馬力/40Nmを発揮するモーターを組み合わせる、48Vマイルドハイブリッドだ。発進時にはモーターが即座にトルクを発生させるので、動き出しがとても軽く、車両重量が2トンを軽く超える事実をまるで感じさせない。加速中も8速ATの変速時に発生するトルクの谷間をモーターがアシストするので、とてもスムーズで伸びやかな加速が味わえるのである。

XC90

せっかくだから日本海を見に行こうと、金沢市中心部から10km程の距離にある内灘町の内灘海岸へ。ここは幅1km、南北9.6kmもある、日本で3番目に大きな砂丘である「内灘砂丘」の一部で、波打ち際までクルマで近づくことができる。

都会的なイメージが強いXC90だが、オフロード性能も侮れない。XC90は「SPA(スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー)」と呼ばれる前輪駆動を基本としたプラットフォームを採用し、サスペンションはフロントがダブルウイッシュボーン、リヤはマルチリンクと4輪独立式。電子制御の多板式クラッチをセンターデフに備えた、ボルグワーナー製の電子制御4WDシステムを搭載し、通常はほぼFF状態で走行するが路面状況に応じて前後輪の駆動トルクを最適に制御してくれる。

XC90

さらに今回の試乗車は、オプションの電子制御リヤ・エアサスペンション/ドライビングモード選択式FOUR-Cアクティブパフォーマンスシャシーが備わっていた。オフロードモードを選択すると、車高が上がり駆動トルクも4輪に配分されて、砂地でもまったく不安を感じさせない優れた走破性能を披露する。さすがに前後リジッドサスの本格オフローダーほどの悪路走破性は期待できないが、キャンプやスキーの移動の足としては十分以上である。


ドライバーWeb編集部