2021/06/20 コラム

日産オーラにはなぜ「ノート」の冠が? ”分離”まで視野に入れた思い入れたっぷりの車名

●左がノート、右がノートオーラ


なぜ宣伝用の車両が「赤」なのか?



CMやカタログに使われている車両のボディカラーは赤(ガーネットレッド&スーパーブラック 2トーン)である。この色を選んだのにも理由があった。「オーラとか、エレガントさ、上品さ、品質のよさ……そういったところをアピールするには、最初から宣伝メインカラーはやっぱり赤だよねと。早い段階に一発で決まりました。“オーラ”の雰囲気もイメージとしてはこういう赤い雰囲気があるじゃないですか。それともマッチしています」(丸地氏)。



CMキャラクターが中谷美紀氏に決まった理由


クルマの認知にはCMのイメージキャラクターの存在も欠かせない。今回、ノートオーラには俳優の中谷美紀氏を起用している。「オーラを放っている方ということで、かなり最初の段階から中谷さんに決まりました。社内には熱烈なファンもおりまして、絶対中谷さんだろうと(笑)。今回はウェブサイトにメッセージを掲載していますが、クルマに乗っていただいたときの感想を、そのままご自分の言葉でストレートに話されています。『私はものを感じたまま話しますので、いいものではないとそういうふうに話せません。こんなにいいクルマで本当に有り難うございます』というお言葉をいただきました。すごくうれしかったですね。本当にポイントを捉えていらっしゃるので、センスがおありですよね」(丸地氏)。



クルマはもとより、車名やCMでも存在感をアピールしているノートオーラ。そこに込めた日産の並々ならぬ思いを感じた。

〈文=ドライバーWeb編集部〉

ドライバーWeb編集部

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