2021/03/16 新車

推定400馬力のBEV、ボルボC40。名前のCがクーペを表さないって本当? 3ヶ月の短期間サブスクも解禁?


プレミアムBEV市場は補助金の影響なし?


そして21年から22年にかけては、このC40とXC40のBEV以外にもさまざまなタイプの電動SUV/クロスオーバーが市場に投入される。3月現在で知られるものだけでも、アウディ Q4 eトロンやVW ID.4、メルセデス・ベンツ EQA&間もなく発表と噂のEQB、BMW iX3、ポルシェ マカンEV、シトロエン e-C4、ルノー メガーヌeヴィジョン、国産勢ではマツダ MX-30や日産 アリアなどだ。選択肢の増加がBEV普及をどこまで後押しするのか注目である。

C40
●XC40 P8 AWD リチャージは欧州では6万ユーロで販売されている

しかし、ボルボのラインアップが今後BEV中心になってゆくということは、BEVを取り巻く各国の社会状況や補助金、税制などに、販売が大きく影響されることは否めない。しかし前述の広報担当者によれば、「プレミアムBEV市場は、それらに大きな影響を受けないと考えています。」とのこと。

確かにXC40 P8 AWD リチャージも、ヨーロッパでの価格は6万ユーロ(約775万円)超で、補助金を当てにした価格設定ではない。マスを狙わずにプレミアムBEV市場での覇権獲得にフォーカスしたボルボが、今後どう変わってゆくのか、とても楽しみだ。


<文=竹花寿実 text by Toshimi Takehana 写真=ボルボ/編集部>


ドライバーWeb編集部・青山

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