2021/03/16 新車

推定400馬力のBEV、ボルボC40。名前のCがクーペを表さないって本当? 3ヶ月の短期間サブスクも解禁?


400馬力級のクロスオーバーBEV


C40 リチャージは、すでに欧州で販売開始されているXC40のBEV仕様、“XC40 P8 AWD リチャージ”がベース。共通するシャシーには「CMA」というコンパクトクラス用のモジュラープラットフォームを採用する。外観もフロントは一見XC40と同じように見えるが、フロントグリルやフロントバンパー、ヘッドライトなどはデザインが異なり、よりスマートな印象だ。

C40
●ボルボ C40 デザイン プロトタイプ

ルーフラインはリヤに向かって滑らかな弧を描きながら絞りこまれ、エレガントなシルエットとスポーティなリヤビューを実現している。細かいディテールは、ドライバーチャンネルで上げている動画で確認してもらいたいが、とても洗練されたクロスオーバーBEVといった雰囲気である。ちなみに車名にある「C」は、従来からあったクーペを意味するものではなく、「クロスオーバー」を意味しているそうだ。

パワートレーンは前後に各1基、計2基の電気モーターを搭載した4WD。バッテリー容量が78kWh、航続距離はWLTPで420km、0→100km/h加速は4.9秒という、今回発表された数字を見るかぎり、BEVとしてのメカニズムはXC40 P8 AWD リチャージとまったく共通と考えてよさそうである。そうであれば、最高出力が408馬力、最大トルクは660Nmになると思われる。車両重量はXC40 P8 AWD リチャージより若干軽い2100kg程度だろうか。いずれにせよ、なかなかパワフルな走りが楽しめそうだ。

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●こちらはXC40 P8 AWD リチャージのシャシー

進化したインフォテインメントシステムにも注目だ。Googleと共同開発したAndroidオペレーティングシステム採用により、GoogleマップやGoogleプレイなどをスマホと同じように使用できる。Googleアシスタントによる音声操作も可能だというから楽しみだ。最近ではOTAによるソフトウェアアップデートが増えてきているが、C40 リチャージにももちろん搭載される。インフォテインメントシステムだけでなく、車両制御に関するソフトウェアも即時にアップデートが行われるのは、ユーザーとしては嬉しいところである。

ドライバーWeb編集部・青山

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