2022/01/03 新車

【新型ゴルフのベストバイか!?】最新ディーゼル搭載のゴルフTDIは走りも楽しめるGTカーだった!

●最新2Lディーゼルエンジンを搭載する、VW 新型ゴルフTDI


■ロングドライブで活きるディーゼルエンジン



実際にドライブしてみても、その進化ぶりははっきりと伝わってくる。市街地をゆっくり流すだけでも、豊かなトルクのおかげでとにかく走りやすい。7速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)の変速もとてもスムーズで、ドライバビリティは非常に優れている。

ゴルフ
●ゴルフ TDI Rライン(FF・7速DCT)


TDIエンジンの振動やノイズもしっかり抑えられていて、ディーゼルであることを意識するのはエンジンを始動する瞬間くらい。排気音もアイドリング時、走行時とも十分に小さく、キャビンにも耳障りなノイズは入ってこない。

乗り心地も申し分ない。新型ゴルフTDIは、1.5 eTSIと同様にリヤサスペンションが4リンクなのだが、車両重量が1460kgと1.5 eTSIより100kgほど重いこともあって、より安定感の高い上質な乗り心地となっている。試乗車はRラインで、225/40R18サイズのブリヂストン・トランザT005という低扁平タイヤを装着していたが、快適性は十分に確保されていた印象だ。

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●Rラインにのみオプションで18インチホイールが用意されている


ワインディングロードでの走りもなかなかスポーティだ。低回転域からトルクフルなTDIエンジンと、そのトルクを効率的に伝える7速DCTは、勾配のきつい上り坂でも余裕たっぷりで、力強さは十二分。ハンドリングはフロントが重いこともあって若干アンダーステアだが、正確性は高く、狙い通りのコーナリングが楽しめる。ステアリングフィールも自然だ。

とはいえこのクルマは太いトルクを活かした走りが持ち味で、直進性もとても優れている。グランドツーリングカーとしてのキャラクターが強いモデルなので、街乗りももちろん快適だが、どちらかと言えばロングドライブでその真価を発揮するはずだ。


ドライバーWeb編集部・青山

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