2021/12/24 新車

トヨタ、超小型バッテリーEV「C+pod(シーポッド)」の一般向けリース販売を開始

トヨタは2021年12月23日、超小型BEV「C+pod(シーポッド)」の一般販売を開始した。

C+pod

C+podは、2020年12月より一部の法人や自治体に向けに販売していたが、対象をすべての法人や自治体、そして個人ユーザーに拡大。全車リースによる契約となり、全国のトヨタ車両販売店、レンタリース店で取り扱う。

車両価格は165万〜171万6000円。なおリース契約による料金プランは取り扱い店により異なる。
 
C+pod

C+podは環境に優しい2人乗りタイプのBEVで、車両のサイズは軽自動車よりも小さい全長2490mm、全幅1290mm、全高1550mmで、取りまわし性に優れる。
 
免許を取り立ての独身若年層や運転に不安を感じる高齢者など、日常生活で少人数かつ近距離の移動が多いユーザーがターゲット。
 
C+pod

最高速度は60km/h(これを超える一般道や自動車専用道、高速道路の走行は不可)で、満充電からの一充電走行距離は150km(WLTCモード)。充電は200Vもしくは100Vの普通充電に対応する。充電時間は200V/16Aなら約5時間、100V/6Aだと約16時間で満充電となる。
 
C+pod

快適装備として、Gにはクーラーと快適温熱シートを装備。少ない消費電力で快適な環境を確保する。(Xは非装備)
 
C+pod

安全装備は、プリクラッシュセーフティ(歩行者[昼夜]・自転車運転者[昼]検知機能付き衝突回避支援タイプ/ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)やパーキングサポートブレーキ(前後方静止物)を装備する。
 
C+pod

車内の助手席側足元にはアクセサリーコンセント(AC100V・1500W)を装備し、バッテリーに蓄えた電力を走行以外にも使用可能。

C+pod

また、メーカーオプションの外部給電システム(ヴィークルパワーコネクター付き)も設定。いざというときに役立つ。合計1500Wまで対応するので、消費電力の大きな電気製品も使用できる。
 
ボディカラーは、GとXともに、ボディとドアが白色樹脂(無塗装)+ルーフが黒色樹脂(無塗装)を標準とし、Gにはボディとドアを塗装仕上げとした2トーン(2万7500円高)〈5色〉や3トーン(4万4000円)〈3色〉を用意する。
 
C+pod 

トヨタによると、すでに利用した人から、取りまわしのよさや環境面での配慮、超小型なボディでありながら充実した安全・安心装備などが好評価を得ているという。今回、販売体制が整ったことで、全国すべてのユーザーに販売の対象を拡大した。
 
また、リースならではの手軽さで、C+podを楽しんでもらうとともに、車両を確実に回収し、搭載電池の「3R(リデュース、リユース、リサイクル)」にも積極的に取り組み、カーボンニュートラルなモビリティ社会の実現を目指す。
 
 
[車両本体価格]
〈後輪駆動・モーター〉
G:171万6000円
X:165万円
 
 
 
〈文=ドライバーWeb編集部〉

ドライバーWeb編集部

RELATED

RANKING