2021/02/01 新車

マツダ3改良版に乗った。スカイアクティブX/Dの進化は感じられたか?

新旧比較でわかったその進化


マツダ3は、マツダ車らしい曲線を使った美しいボディラインが特徴。この美ボディは世界のCセグメントコンパクトカーと比べても抜きん出ている。そのため今回のマイナーチェンジではエクステリアに大きな変更はなく、走行性能や走りの質感を向上させることに注力した。


●X Lパッケージ

マツダ3のもう一つの特徴が、夢の内燃エンジンといわれる自己着火燃焼を行うeスカイアクティブXの搭載だ。メカ好きにはたまらないエンジンで、その進化に注目していた人も多いだろう。eスカイアクティブXは、マツダ独自の燃焼方式SPCCI(火花点火制御圧縮着火)を採用。燃費を向上させながら動力性能も確保したガソリンエンジンである。

【画像ギャラリー】見た目よりも中身の進化に注力? 改良版マツダ3

今回の改良では、シリンダー・プレッシャーセンサーによる燃焼フィードバック制御の精度を高めることで応答性を高めたという。さらにEGRの推定制御の精度を高めることで、従来より多くの空気をシリンダーに送り込むことでトルクと出力を向上。さらにエンジンとATの応答制御の最適化、ドライバーの意図を予測してより早く過給し、変速も行う。これらによってドライバーの思いどおりにシャープな加速感が得られるという。

新旧を乗り比べると、すぐにわかったのがパワーアップしていることと、エンジンの出力特性も変わったため、より高回転域までトルクが落ち込まずに気持ちよく伸びるフィールになっていることだ。新型は10馬力アップだが、その差は大きく誰が乗ってもその出力向上を感じられるはず。エンジン性能曲線を見ると、試乗した印象と一致している。従来はフラットトルクであまり伸びを感じることができなかったが、新型はトルクが5000回転手前まで伸び続けて、そこからドロップ。高回転域まで元気に回るユニットになった。


●スカイアクティブX

スーパーチャージャーの過給や燃焼フィードバック制御を改良して応答性を高めたというが、この部分は乗り比べても大差がなかった。確かにレスポンスは若干よくなったような気もするが、それより10馬力のパワーアップと高回転域までトルクが伸びる気持ちいいフィールに神経が集中してしまった。

もう一つ大きく変わったのが、スロットルのパーシャル領域からの加速時のエンジンノック音だ。マイナーチェンジ前までのSPCCIは、この状態のときにわずかだがディーゼルと同じノック音が発生していた。だが新型は同じ状況でもノック音は皆無。

こういったエンジンの改良は制御プログラムを変更するだけ。うれしいことに、既納ユーザーにも無償アップデートを行う予定だという。マツダらしいユーザーを大切にする姿勢の表れで、高く評価したい部分だ。

ドライバーWeb編集部

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