2024/02/07 ニュース

チューニングとともに歩んだ50年…HKSが新たなモビリティシーンを切り開く

●電子パーツの技術を応用し、新たなジャンルにも製品を展開。送迎バス安心見守り装置「MAMORU」シリーズは、簡単な操作で送迎バスの置き去り事故を未然に防いでくれるアイテムだ

日本を代表するチューニングブランド「HKS」が、2023年に創立50周年を迎えた。その業績を讃え、日刊自動車新聞の「用品大賞2023」にて特別賞を受賞。大阪モビリティショー2023に記念ブースを出展していたので、気になる内容をチェックしてみたい。



■新ジャンルの電子機器は新たな時代を予感


●1973年の創立から50年の時を重ね、チューニングシーンに足跡を刻んできたHKS。多くのデモカーと数々のトピックがパネルにまとめられ、小ぶりなブースに彩りを添えた

内燃機関の可能性を探求し、エンジンの内部パーツやターボキットを市販。マフラー、サスペンション、電子制御部品など、総合チューニングパーツメーカーとして世界に誇るブランドといえるのがHKSだ。大阪モビリティショー2023では、日刊自動車新聞「用品大賞受賞社コーナー」にブースを出展。現在人気の主要パーツにて新旧モデルを並べ、その進化がひと目で見られるようになっていた。中でも旧製品はデッドストックを倉庫から発掘したもので、今の時代に新品がみられること自体が貴重とのこと。1990年代を知る者にとっては懐かしく、若い世代には見たこともないディテールに興味を惹かれたようだ。


●サスペンションはスペースの都合で、現行モデルとなる「ハイパーマックスS」のみを展示。マフラーは往年の「リーガルマフラー」を手前に、現行の「ハイパワー スペックLⅡ」を奥にレイアウト。デザインだけでなく、マフラー重量も大きく進化している


●HKSが得意とする過給機チューン。右に置かれたターボチャージャーは、シルバーの「TO4E」が400ps相当だったのに対して黒い「GT4950BB」は同等サイズで500ps相当に進化。左に置かれたスーパーチャージャーは、シルバーの「SX15」は容積式で大型だったが、黒い「GT2」は小型の遠心式にモデルチェンジしている


●電子式ブーストコントローラーのパイオニアとして、左側の初代「EVC」はチューニングシーンを席巻した。時代は流れ、右側の「EVC6 IR2.4」や「EVC7」はモニター機能も充実。進化した制御と操作性で、最先端のチューニングを支えている


●低フリクションながら、スポーツ走行に対応するのが左側の現行商品「スーパーゼロレーシング」オイル。そのルーツとなるのが、右に置かれた自社開発のレーシングオイル「HRM-087」で、レースシーンで輝かしい戦績を収めてきた


●電子パーツの技術を応用し、新たなジャンルにも製品を展開。送迎バス安心見守り装置「MAMORU」シリーズは、簡単な操作で送迎バスの置き去り事故を未然に防いでくれる

■問い合わせ先
エッチ・ケー・エス
www.hks-power.co.jp

〈文と写真=川島秀俊〉

ドライバーWeb編集部

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