2023/02/02 旧車

日産ローレル登場の記憶「趣味のよい大人の4ドアサルーン」[driver1989年1-20号より]

●ローレル ツインカム24V ターボ メダリスト クラブL



■本革シート装着車も設定のインテリア

インテリアは、インストルメントパネルとドアトリムをなめらかな曲線で連続させ、さらにシートと同一素材を張りめぐらせたラウンドトリムにより、乗り手を優しく包み込むデザイン。一見するとセフィーロ的だが、ローレルはより落ち着いた雰囲気でまとめられている。


●クラブLのインテリア。インストルメントパネルとドアトリムを滑らかな曲線でつなぐとともに、シート地と同一の素材を張りめぐらした一体感のあるラウンドトリムを採用


●クラブLに標準装備の、ホワイトベージュの滑らかな本革シート


●ツインカム24V ターボ メダリスト。テーマカラーのダークグリーンメタリック色


●メダリスト系に標準装備の、オーディオスイッチ付きのチルト&テレスコピックステアリング


●メダリストの助手席には、乗る人の快適性を確保するパートナーコンフォタブルシートを採用

シートは運転席と助手席の機能、快適性を個別に追求。運転席は、リクライニング、スライド、リフター、(前後独立)などを電動にした8ウェイパワーシート(クラブL)をはじめ、全車にデュアルシートリフター&無断調整式ランバーサポートを採用するなど、使いやすさを重視。助手席は、リクライニング時の尻の滑りを防止し、快適な姿勢で前方視界が確保できるパートナーコンフォタブルシートを上級グレードに設定。クラブSには、高級スエードの風合いを持つ人工皮革エクセーヌ張りのシートも採用されている。


●スポーティ派のクラブSのインテリアには、ローズウッドのボードを使った本木目クラスターを採用


●クラブSのシートには、高級スエード調の人工皮革、エクセーヌを使用。室内色はダークブラウンのみ

そのほかインテリア関係では、チルト&テレスコピックステアリング、ステアリング・オーディオスイッチ、自動防眩ドア&ルームミラー(オプション)、ダンパー付きグローブボックスなどをグレードに応じて設定。さらにプッシュオン式センターボックス、足踏み式パーキングブレーキ&イージーリリースレバー(AT車)、タイマー付きワンタッチパワーウインド、パワーステアリングなどが全車標準装備と充実している。メダリスト系は可変容量コンプレッサー採用のフルオートエアコンを標準装備する。


●販売の主力車種RB20 メダリスト(ホワイトパール)


●RB20 メダリストの室内装備は、ステアリング(合成革巻き)や本木目パネルを除けば、ほぼクラブL並みに充実


●RB20 グランドクルーズの室内。シート地はフルカットトリコット

オーディオは、クラブLには電子制御アクティブサウンドシステムを、メダリスト系(クラブLを除く)とグランドサルーンにはPROアコースティックサウンドシステムの4スピーカーシステムを装備。さらに、メダリスト系のAT車にはセンターコンソールに画面が収まるAVシステムもオプション設定、テレビ受信とともにビデオの再生も楽しめる。

格別、目新しい部分はないが、必要にして十分な、しかもそれでいてクオリティを味わわせてくれるあたりが、NEWローレルの魅力だ。

〈まとめ=ドライバーWeb編集部〉

ドライバーWeb編集部

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