2021/05/18 コラム

アルファード/ヴェルファイアのカタログがついに1冊に…ヴェルファイアの今後とは

●表紙をめくると2台が上下に並んでいる

兄弟車が1冊のカタログに収まるのは史上初!?



2021年4月28日に一部改良を行ったアルファード/ヴェルファイア(以下アルヴェル)。改良の最大のニュースともいえるのが、ヴェルファイアのラインアップの整理である。従来型のカタログモデルがすべて廃止され、一番の人気モデルだった特別仕様車「ゴールデンアイズ」が「ゴールデンアイズⅡ」として継続設定グレードに昇格した。いずれにしても、アルファード9グレード(ハイブリッド、ガソリンFF/4WDの設定の違いで見れば福祉車両を除き22モデル)に対して、ヴェルファイアは1グレード(同3モデル)と圧倒的な“差”だ。


●ヴェルファイアのゴールデンアイズⅡ。ヘッドライト内の加飾にゴールドメッキを施す。アルファードにはない

そんなヴェルファイアのカタログについて着目してみたい。従来はアルファードとヴェルファイアのカタログはそれぞれ別個のカタログだったが、今回の改良で、1冊にまとめられた。かつての主力モデルがグレード数を減らし、兄弟車と同一のカタログに収まるケースは、おそらく史上初ではないかと思われる。


●表紙を開いた目次ページ

1982年に廃止された日産バイオレットリベルタ(兄弟車オースターJX、スタンザFX)や、86年になくなったホンダバラードセダン(兄弟車シビックセダン)など途中で消えていったモデルでも、生き残った兄弟車とは販売ディーラーが異なることからカタログは専用になっていた。トヨタ車の全車種併売化の動きが今回のアルヴェルのように、カタログにも合理化をもたらしたといえるだろう。

ドライバーWeb編集部

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