2021/04/08 ニュース

ライバルN-VANには勝てなかった?ハイゼットキャディーが生産終了した理由

●N-VANに負けたカタチとなったハイゼットキャディー


ライバルN-VANも同じジャンル



さて、2018年7月には強力なライバルが誕生した。ホンダN-VANである。こちらも新ジャンルの軽商用車である。ポイントは現行N-BOXから採用した第2世代「N」プラットフォームをベースとした点で、センタータンクレイアウトによって低く平らな荷室床面を実現。荷室高は1365mmと低床プラットフォームが大きく寄与している。助手席部分も利用した荷室アレンジも見どころで、前席ドアとスライドドアの間はピラーレスとなっており、荷物の積み下ろしにも配慮している。





2020年の販売実績(届出台数)見ると、ハイゼットキャディーは584台。ライバルのN-VANは3万2391台だから、大きく水をあけられていた(ちなみにダイハツの商用車、ハイゼットカーゴは6万5103台も売れている)。ライバル同士、なぜこんなにも差が付いてしまったのだろうか?

N-BOXが約2年後発で、荷室のアレンジ、低い荷室フロア高(525mm=ハイゼットキャディーは595mm)、CVTのほかに6速MTが選べる…など優位点は多い。しかし、最大のアドバンテージは最大積載量と乗車定員ではないだろうか。ハイゼットキャディーは2人乗り・150㎏積み。これに対してN-VANは4人乗り(2人乗りにアレンジ可能)・350㎏積みである。N-VANは何と200kgも多く積めるのだ。それでは、なぜ最大積載量がそれぞれの数字に決められたのか?

ドライバーWeb編集部

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