2021/01/19 カー用品

国内未発売のSTI「S209」に乗ってみたら、超絶魅力的モデルだった!|ワークスチューニンググループ合同試乗会|



STI BRZ

BRZ用のSTIチタンマフラーが奏でる“いい音”

 
STIスポーツにSTIの内外装&機能系パーツをフル装備したデモカー。注目はエンジニアの「作ってみたい」という要望をカタチにしたオールチタン製のパフォーマンスマフラー。円柱型プリサイレンサーとメインサイレンサーを並列に配したデュアル構造で、ステンレス製に対し、約40%軽量(重量7.9kg)。

STI BRZ

通気抵抗も純正マフラーに比べて約13%低減。特に低~中回転域でのレスポンスや吹き上がりがよく、回転数の上昇に比例して雑味のない澄んだ音色を奏でる。後軸より後ろのリヤオーバーハングが軽くなることで、ハンドリングにも好作用をもたらしている。価格は55万円で前期(A~D型)、後期(E~H型)ともに各25本の限定販売だ。

STI BRZ



 
STI IMPREZA 

インプレッサスポーツのSTIスポーツに登場のFF仕様。専用ダンパーがいい感じ!

  
量産車と同じ工場でインライン生産されるSTIスポーツ。インプレッサSTIスポーツには、シリーズ初のFFが設定されている。

フロントには油圧の流路を2つ設けることで、ストロークの増減に合わせて最適な減衰力を発生させるショーワのSFRD(周波数応答型ダンパー)を装着。STIがSFRDを採用する理由は、コーナリングフォースを積極的に使うために、内輪側のサスをスムーズに伸ばしたいから。ダンパーが硬いとロールしたときに荷重が抜けて接地感が乏しくなるが、SFRDは内輪側が路面にベタッと吸い付き、細かい振動も吸収するので乗り心地も滑らか。

STIが目指す走りの方向性とSFRDの特性は相性がよく、他車種への展開も期待したい。

STI IMPREZA

 

〈文=湯目由明 写真=山内潤也〉


STI(スバルテクニカインターナショナル)
https://www.sti.jp

ドライバーWeb編集部

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