2023/03/26 カー用品

【GRヤリスに好適】触れたくなる質感座りたくなる衝動。それがBRIDE edirb

ブリッドが手がけるエディルブは、同社内で1ランク上に位置付けられるスポーツシートブランド。サーキットユースを想定したフルバケット型からコンフォートタイプまでをラインアップする。ここで紹介するのは後者。GRヤリスに最適の最新モデルだ。
 
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RZ系が搭載する直3ターボエンジンは、1618ccの排気量で最高出力272馬力/最大トルク37.7kgmを発揮。これをむだなく路面に伝えるスポーツ4WDのGR-FOURや専用プラットフォームなど、走りをつかさどるすべてにWRCの知見が注がれたGRヤリス。
 
そのキャラクターゆえ、サーキット走行やジムカーナ、ラリーなどモータースポーツに参加するのが王道の楽しみ方なのだろう。でも、あらゆる路面状況に適応するラリーマシン直系の四駆性能は、ウインタースポーツやロングドライブの快速エクスプレスとしても活用できる。
 
ドライビングに集中するためのコックピットまわりの作り込みも秀逸。ステアリング、メーター、シフト、ペダルと、それぞれにこだわりが感じられる。ただし、シートは上級グレードの“ハイパフォーマンス”以外は表皮がファブリック(前者はウルトラスエード+合皮)に。形状も、ショルダー部の張り出しが抑えられているため、質感とスポーツ走行時のサポート性においては一歩劣る。
 
スポーツ性能はもちろん、ビジュアルや質感、ストリートユースでの快適性……とさらなる高みを望むGRヤリスオーナーの期待に応えるスポーツシートが、ブリッドのプレミアムブランド「エディルブ」だ。
 
フルバケットから人間工学に基づいた形状のメディカルコンフォートタイプまで幅広いラインアップのなかでGRヤリスの内装と調和するのが、スタイルコンフォート・リクライニングシートの「054V」。
 
ブリッドのフラッグシップに位置付けられるエディルブが目指すのは、スポーツとラグジュアリーという、相反するテーマの両立。それを具現化したのがシート表皮で、プロテインレザー、ウルトラスエード、ビガプリモの3つの素材で構成される。それぞれの特性によって使用する部位を吟味した(理由は後述)。
 
054Vのベースは「ユーロスターⅡクルーズ」。バックレストのリクライニング角度を調整しやすいスーパーリクライナーを備え、バックレストをワンタッチで前倒しできるので後席へのアクセスも容易。乗降性に配慮し座面のサイドサポートを低く設計するなど、3ドアのGRヤリスには最適のモデルなのだ。
 
ステッチは写真のブルーのほか、グレー、レッドが選べ、サイドサポートに施されたキルトを彩る。ラグジュアリーな雰囲気を醸すキルトのもうひとつの効能が、フィット感と快適性の向上。厚みのあるウレタンを封入したキルトの凹凸が、ももや脇腹を優しく包み込んで体圧を分散させるので疲れにくく、コーナリングで強いGがかかっても、体をしっかりとホールドしてくれる。
 
キルトにプロテインレザーを使う理由は肌触りのよさ。シルクや卵殻膜プロテインを微粉化し特殊樹脂に配合した人工皮革は吸放湿性にも優れ、不快なムレを軽減できる。
 
乗り降りで擦れやすいサイドサポート上面にはビガプリモを採用。動物由来のものを使わずに本革の風合いを再現したヴィーガンレザーで、摩擦や引っかき傷に強く、メンテナンス性に優れるのが特徴だ。
 
長時間接する背もたれと座面には通気性に優れるウルトラスエードを採用。適材適所の素材配分により、至極の着座感を生み出した。
 

スポーティもコンフォートもラグジュアリーも

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edirb 054V
価格:20万3500(シート本体)〜22万円(シートヒーター付き)
 
積極的なワインディング走行の旋回Gに耐えるホールド性はもちろん、乗降性や後席へのアクセスなどの使い勝手は無視できない。バックレストにはA4サイズの書類が入る収納ポケットも備わる。エディルブならではの厳選素材が織り成すプレミアム感も魅力だ。シートヒーター搭載モデルやエディルブ専用の別売りアームレストも設定。

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●edirb専用のアームレストをオプションで用意する
 
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●表皮を構成するプロテインレザー、ウルトラスエード、ビガプリモの3素材。見栄えの美しさなどを考慮ながら適材適所に配した
 

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●エディルブ 171

edirb 171/172

価格:31万3500円
 
新設計の高剛性フレームや剛性と強度を大幅に高めたモノコックシェルと、レーシーなスーパーアラミド製のブラックシェルを採用したストラディアⅢをベースとしたエディルブ171/172。ほかのエディルブシリーズ同様に、キルティング部にプロテインレザー、サイドサポート上面にビガプリモ、背もたれと座面にウルトラスエードを使用する。
 
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●腿部クッションはスタンダードが171、ローが172で、ステアリングともものクリアランスに合わせて選べる。両サイドレバー式のリクライニング機構は小型化と操作性を追求した
 
〈文=湯目由明 写真=藤井 修〉

■問い合わせ先
ブリッド
TEL:052-689-2611
https://bride-jp.com/

ドライバーWeb編集部

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