日本初上陸!! 英国スポーティタイヤの実力を走り好きの女性2人がインプレッション 藤島知子(左)…テレビ神奈川の「クルマで行こう!」でもおなじみのモータージャーナリスト。本誌公式YouTubeチャンネル「driver channel」にも出演。愛称は藤トモ
りんか(右)…ドライバー2021年7月号にて「MT女子」として登場。愛車はWRX STI。ジムカーナなどに参加し、走りを磨いている。藤トモの大ファン……ゆえに緊張気味!?
DAVANTIPROTOURA SPORTダヴァンティ プロトゥーラ スポーツ
■サイズ・価格:225/45R17 94Y XL(7100円)〜245/40R21 100Y XL(1万5440円)
静かで乗り心地も好印象 「こんなのあるんだけど?」と編集部でウワサになっていた英国タイヤメーカー、DAVANTI(ダヴァンティ)のスポーティタイヤ「PROTOURA SPORT(プロトゥーラ スポーツ)」。ハイパフォーマンスなクルマにもマッチすると聞いて試してもらったのは、WRX STIのオーナー、りんかさんだ。
彼女はドライバー2021年7月号にも登場いただいたクルマ好き女子。社会人1年目のリケジョで、さらにジムカーナやカートなどで腕を磨いている走り好き。そして、モータージャーナリスト藤島知子のファンでもある。
というわけで今回は、りんかさんと藤トモの2人で、英国タイヤの実力を探ってもらった。
さっそく、りんかさんにプロトゥーラ スポーツの印象を聞くと、「スポーツタイヤと聞いていましたが、驚くほど静かで乗り心地もイイ。高速道路を走っていてもまっすぐ走る安心感があって、バランスがいいなというのが第一印象でした」。
トレッドを見てみると、いわゆるスポーツラジアルのように大きなブロックで構成、というよりもコンフォートとスポーツの中間のような雰囲気。左右非対称パターンが特徴で、イン側には太くしっかりとした縦溝を配置して排水性も配慮されている。
りんかさんの愛車を拝借して藤トモがそのハンドリングをスラロームでチェックすると、「ステアリング操作に対して敏感なところもなく、切っただけ曲がっていく気持ちいいタイヤ」とのファーストインプレッション。「そしてりんかさんが言うように、乗り心地もいいですね……こんな荒れた道でもタイヤの突き上げはあまりない」と語ってくれた。
りんかさんもスラローム走行を試すと、「静かで乗り心地がよかったのでスポーツ走行はどうなのかなと思っていたのですが、どんどん走りたくなっちゃうタイヤ」と楽しそう。
激安ではないけど好バランス!
ダヴァンティというブランドは、日本ではあまりなじみがないかもしれない。だが、「イギリスには楽しいカントリーロードがたくさん。だから、タイヤにもうるさそうですよね」とは藤トモ。ダヴァンティでは、欧州にて厳しいテストを設けて日々タイヤを研究開発。サマータイヤのみならず、日本の環境にもマッチするスタッドレスタイヤも用意する。
そしてこのプロトゥーラ スポーツ。魅力は性能だけではなく、コストパフォーマンスに優れている点。今回りんかさんのWRX STIに装着したサイズは245/40R18だが、国産スポーツタイヤなら1本2万円はざら。プロトゥーラ スポーツの価格は……なんと1本約1万円なのだ。
アジアン系タイヤほど爆安、というわけではないが、藤トモは「スポーツ性とコンフォート性がうまく両立できていて、これはふだん使いにちょうどいいと思います」とそのコストパフォーマンスを高評価。りんかさんも、「お金が飛んでいく車検を前にしていたのでありがたいです(笑)」。
サイズも17〜21インチと幅広く設定。ダヴァンティのタイヤは、今回のプロトゥーラ スポーツ以外にもコンパクトカー用やSUV用など多数ラインアップ。オートウェイのネット通販限定で購入可能である。
スポーツ性とコンフォート性を高次元で両立 新シリカコンパウンドを採用したダヴァンティの最新スポーティタイヤ。トレッドの設計など、これまでの開発技術を一新して生み出されている。アウト側のブロックパターンを強固にしてグリップ性能や操縦安定性を高めているが、静粛性や乗り心地も想像以上にいい。
りんかさんの愛車は2019年に販売を終了したスバルWRX STI(A型)。最後のEJ20搭載車だ。ステッカーはほぼ自作、かつ手貼り。16年のニュル24時間レース優勝時のWRX STIをイメージしている。あこがれの藤トモから、「今度、一緒に走行会に行ってみない?」と誘われ目を輝かせていた。
〈文=ドライバーWeb編集部 写真=岡 拓〉
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