2021/09/21 モータースポーツ

【川名賢のフランスラリー参戦記 05】208ラリー4初テスト!公道封鎖の欧州流テストでわかった、ニューマシンの驚くべき点とは?




■サスとブレーキには驚き!


ロールバーをまたいで乗り込むと、センターコンソールにはボタンが並んでいます。
Kawana

写真を見てわかる通り、パワーウインドー付きです!リエゾン区間で窓を開けられるのはかなり快適です!勿論エアコンがないので(泣)。左側の赤い枠で囲われたスイッチがマスター、イグニッション、エンジンスタートスイッチ。黄色がステージモード。緑がアンチラグのセッティング、その隣にホーン、ハザード、フロントスクリーンのブロアスイッチです。

一番左の緑と赤のボタンはステアリングに表示される小さなメーターのページ切り替えスイッチですね。

ということで早速乗ってみました!!
雰囲気は下記リンクからオンボードでご覧ください!



どうでしょう!

まず音がカッコイイ(これ僕の中ではかなり重要なファクターです)。下の動画で是非音を楽しんでください!そして、1200㏄なのにめちゃくちゃ速いです!!

エンジンは6500rpmくらいしか回らないのですが、3000rpmあたりからトルクがモリモリなのとスーパークロスミッションで、一瞬で5速に入ってガンガン加速します。

何よりも素晴らしいのがサスペンションとブレーキで、ノーマルの車だと30㎞/hくらいまで落さないとがっつり跳ねてしまうような場所も、5速全開で通過しても何も起きないのです! ラリーカー恐るべし!

何年ラリーやってるんだよって感じですが、愛車自慢したいだけなのでお許しください(笑)

今日はテストだけでしたが、ギャラリーもコースのなかにいてびっくりしました。

Kawana

テストの外撮り映像も是非ご覧ください。



この日が初めてのドライブとなりましたが、感触は好調で、エンジニアともセットアップを話してテストを繰り返しました。タイムは悪くなかったものの、ラリーとテストでは勝手が違うのは重々承知しているので、無理せずペースをうまくつかみながら走ろうと決めたテストとなりました。

Kawana

チーム代表で、F1、WRC、WECを経験してきたステファン・サラザンと!

無事テストは終了、夕食は近くの和食レストランで中華を食べました(笑)

Kawana
Kawana
お米がおいしかったなぁ!!

それでは次号はコースのレッキの模様をお伝えして参ります!!
Ne le manquez pas!!(Don’t miss it!!)




【川名 賢(かわな・すぐる)】
2019年にFIA アジア・パシフィックラリー選手権(APRC)のAPRC3クラスでチャンピオンを獲得した、国際ラリー経験豊かな若手ラリースト。全日本ラリー選手権の王座や、優勝、チャイナ・ラリー選手権での優勝などタイトルは数知れず。ヨーロッパでのラリー参戦は2015年以来となる。プジョーの最新ラリーカーでどこまで欧州勢と戦えるのか、注目だ!



ドライバーWeb編集部・青山

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