2021/07/29 コラム

ヴェゼルとソアラは若い女子で繋がる。ヴェゼル×鈴木聖【それいけ!温泉ガール妄想記:第13回】

●ヴェゼル×鈴木聖(×ネコ)

何かとストレスの多いこの世の中。気分だけでも温泉に浸かりたい…ドライブしたい…というわけでお届けする「それいけ!温泉ガール妄想記」。今回の“温泉ガール”は、鈴木聖さん、相棒はホンダ・ヴェゼル。三部構成、第一話をお届けします。

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パールホワイトの新型ヴェゼルは、どこか初代ソアラに似ている。

ただ、今回のヴェゼルはガンメタだったので、ソアラ感はあまりなかった。というよりも、これが初代ソアラに似ていると言っても、「はぁ?」と言われるだけだろう。そもそも初代ソアラを知らない世代もどんどん増えているし。



が、ヴェゼルは断じて初代ソアラに似ている。一番似ているポイントは、ウエストラインが水平に近く、デザインに清潔感があることだ。清潔感は高貴さにつながる。高貴なクルマは高級。つまりヴェゼルは高級車っぽい。

そしてヴェゼルは、流行りのSUV。40年前に流行ったのはスポーツクーペ。ヴェゼルもソアラも、時代の波に乗ったクルマだった。そこもよく似ている。



私は40年前、父親のソアラで大学のサークルに行き、女子大生たちの「乗せて乗せて~」攻撃にあった。今では考えられないが、40年前は流行りのスポーツクーペに乗っていると、女子大生が目を輝かせ、われ先に乗りたがった。私はソアラに女子大生を4人満載し、そこらへんを一周した。思い出すたびに涙が出る。

40年後の今日。若い女子がヴェゼルに目を輝かせるかと言えば、それは無理だろう。若い女子がクルマに目を輝かせることなど、金輪際あり得ない世の中なのだから。



しかし、この清潔感のあるSUVなら、少なくとも嫌われることはないだろう。運転手がオッサンでも、ヴェゼルの清潔感が、消臭スプレーの効果を発揮してくれることだろう。(つづく)

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■文:清水草一氏
モータージャーナリスト。大乗フェラーリ教教祖にして、高速道路研究家である。代表作は、『そのフェラーリください!!』https://www.shimizusouichi.com/

■今回の“温泉ガール”:鈴木聖さん

「聖」と書いて「たから」と読ませる鈴木聖さん。陸上部で活躍したことがある一方、アニメや漫画が大好きというオタクな側面も併せ持つ素敵女子。チョコレートが好きで、バレンタインデイには自分に高級チョコを贈るのだとか。ネコ好き。

■“温泉ガール”の相棒:ホンダ・ヴェゼル

2021年にフルモデルチェンジを果たしたコンパクトSUV。発電用と走行用、2つのモーターを備えた「e:HEV」モデルをメインに、1.5リッターガソリンモデルも用意する。今回登場したのは、中堅グレードの「e:HEV Z」(293万7000円)。

■今回の温泉:生涯青春の湯 ひので三ツ沢つるつる温泉

地下1500mから汲み上げる天然温泉はアルカリ成分が多く含まれ、お肌に優しい。和風と洋風、2種類の温泉、個室、休憩スペースが用意されるほか、食事も取れる。日の出町名物「あわびの釜飯」はじめ、新メニューも順次展開している。
http://www.tsurutsuru-onsen.com/

〈写真=ダン・アオキ ヘアメイク=塩野みのり〉

ドライバーWeb編集部

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