2021/07/28 カー用品

ジムニーカスタムをJAOSに聞く「自分仕様を見つけるということ」

4WD車の素性を見極め、機能パーツの目標値をノーマルの延長線上に設定。その一貫した“流儀”でファンはもちろん、同業者からも高く支持されるジャオス。そんな4×4カスタム界のフロントランナーにあらためて問うてみた。──ジムニーをカスタマイズすることとは?
 
JIMNY_JAOS



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ジャオス 企画宣伝部 部長
内田悦哉
 
「ビギナーの方がカスタムの『はじめの一歩』に弊社製品をお選びいただきご満足いただけるよう、デザイン・品質・フィッティングにこだわったアイテムを作り続けます」
 

 
“もう”3年。いや“まだ”3年。捉え方はさまざまだが、2018年7月のフルモデルチェンジから初回車検を迎えるジムニー(JB64)とジムニーシエラ(JB74)。普通のクルマであれば、3年も経てば鮮度が落ち、テコ入れのために特別仕様車を投入したりするものだ。でも、ジムニーの人気はいまだ衰え知らず。納車を心待ちにする人も多い。
 
ノーマルのままでもサマにはなる。でも、イジるとさらに“映える”カスタムの逸材。ドライバーWebでは年イチでジムニーカスタムのトレンドを追い続けているが、流行サイクルが一巡すると思われる節目の3年を迎えた今、4×4パーツのフロントランナーであるジャオスに『ジムニーカスタムの最新事情』を聞いてみた。
 
ジムニーのパーツですぐに思い浮かぶのは、フロントグリルやフェンダーガーニッシュ、ルーフラックなどだろう。いずれもボルトオンで簡単に装着でき、カスタム初心者にも敷居が低いので人気だ。通販サイトで検索すると海外製品も含めて多数のアイテムがヒットするが……その中身は玉石混交。
 
なかには専用品とうたっておきながら加工が必要だったり、経年劣化が著しかったり、車検対応のはずが保安基準を満たさないものもある。
 
「かつてはクルマに合わせて削ったり、パテを盛ったりする『現車合わせ』が当たり前。プロショップのワザと経験値がモノをいう世界でした。今はカスタムのハードルが下がった分、誰でも簡単でキレイに取り付けられることが求められます」と、長年カスタムトレンドの変遷を見続けてきたジャオスの内田さんは言う。
 
ジャオスのアイテムは通信販売で“お取り寄せ”できるうえ、ディーラーでの取り扱いが多いため、装着手順を子細に記したマニュアルを作成。自社のウェブサイトで公開している。
 
「ディーラーでは作業工賃が厳密に決められているので、加工しないと付かないというのは論外。メカニックの手を煩わせずにスムーズに的確に取り付けられることはもちろん、車検に確実に通ることが必須です」
 
設計段階から“取り付けやすさ”を念頭に置き、試作品が出来上がるとあらゆる角度から強度や耐久性を検証。例えばルーフラック。振動や引っ張り強度などはメーカーの評価基準に則った方法でテストする。
 
ここで言うメーカーとは、自動車メーカーの純正部品やアクセサリーを手がけるサプライヤーのこと。華やかなカスタムの裏での地道な積み重ねが、“ジャオスは精度や品質が高い”というブランドイメージにつながり、ユーザーとの信頼関係を構築。トレンドの少し先を行くデザインや企画力も評価され、自動車メーカーのOEMも数多く手がける。
 
3年も経てば素材や製法も進化。ジムニーで売れ筋のフロントグリルは、発売当初のFRP製から量産性に優れ高精度のABS樹脂製に変更(最新ロットから)。デザインこそ変わらないが、つねにブラッシュアップを重ね商品力を保ち続ける。
 
ジムニーのパーツは種類が豊富で選ぶのに迷う。「まずは、ドアハンドルプロテクター辺りからどうでしょう?」と内田さん。カーボン調で見た目の変化が大きく、ドアの引っかき傷も防げる。「小さなことからコツコツと」。長いスパンでジムニーカスタムを楽しみたい。
 
 
 


 
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リフトアップが1インチを超えると、ブレーキホースを延ばす必要がある。BATTLEZリフトアップセット・コンプリート(17万3800円~)にはロングブレーキホース、リフトアップに伴い変化するアライメントを補正する偏芯ブッシュやラテラルロッドなどを同梱。
 
 
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標準装着のタイヤとホイールは、軽規格のジムニー(左)が175/80R16、登録車のジムニーシエラは195/80R15。後者のデモカー(右)は225/75R16サイズを装着。リフトアップセット(前後35~40mmアップ)と、フロントスポーツカウルの同時装着でこのサイズが履ける。
 
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1.5インチのリフトアップやタイヤとホイールのインチアップで雰囲気が一変。バンパー、ホイール、足まわりから吸排気までオールJAOSで統一感のあるコーディネートが図れる
 


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SUZUKI JIMNY SIERRA “JAOS style”
 
発売予定のルーフラックや行動範囲を広げるリフトアップ(BATTLEZリフトアップセットVFSコンプリート)で、大人の冒険心をくすぐるアドベンチャースタイルに仕立てた。オーバーフェンダーとサイドシルのプロテクターは傷や擦れを防ぎながら、遊び心のあるカーボン調デザインがほどよいアクセントになる。
 
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〈文=湯目由明 写真=山内潤也〉
 

■問い合わせ先
ジャオス
TEL:0279-20-5511
https://www.jaos.co.jp

ドライバーWeb編集部