2020/07/22 カー用品

ケンウッド初の360°を撮影するドライブレコーダー「DRV-C750」を8月下旬に発売

JVCケンウッドは、ケンウッドブランドより、360°撮影に対応するドライブレコーダー「DRV-C750」を2020年8月下旬に発売する。価格はオープン。

2020年6月30日に改正道路交通法が施行され、これまで明確な定義のなかった“あおり運転”が「妨害運転」として規定され、新たに罰則が設けられた。これによりドライブレコーダーは運転時の万が一のトラブルを録画するとともに、ドライバーの身を守る手段として活用できることから、その必要性もさらに高まっている。




前方・後方・左右や車内の様子を記録


今回発売する「DRV-C750」は、フロントガラス上部に取り付ければ、1台で前方や後方に加えて、車内の様子も記録できる全周囲360°タイプのドライブレコーダー。ケンウッドとしては初めてラインアップするものだ。

前方・後方のクルマによるあおり運転だけでなく、並走車による幅寄せや、車内のトラブルなども録画。記録として残せる。別売りの車載電源ケーブル「CA-DR350」を接続することで、最長24時間の駐車監視タイマー録画にも対応する。

また、オプションとして同時発売のリヤカメラ「CMOS-DR750」を組み合わせることで、車外後方をより鮮明に録画可能となる。

「DRV-C750」は前方・後方・左右からのあおり運転や車内での万が一のトラブルを同時に360°の範囲で録画が可能。垂直方向は240°まで対応し、クルマのまわりを広範囲で記録可能。

録画モードは、360°録画が可能なパノラマモードに加えて、前後2分割録画、前後左右4分割、さらに前後左右を俯瞰して録画できるラウンドモードの4種類を用意する。オプションのリヤカメラの使用時は、リヤカメラの映像を重ねて表示することも可能だ。

カメラ部はF1.8の明るいレンズを採用。夜間やトンネル内などの暗いシーンの撮影に強い。また、「HDR(ハイダイナミックレンジ)機能も搭載するので、逆光やトンネルの出入り口、夜間走行時の照明など、明暗差が激しい環境下で起きやすい「白とび」や「黒つぶれ」を抑え、安定した録画を実現する。

「駐車監視タイマー録画」は、別売りの車載電源ケーブル「CA-DR350」を接続することで可能となる。駐車監視タイマー録画は最長24時間と長時間の記録に対応。駐車中の衝撃や、動体の検知することで、検知前の5秒間と検知後の15秒間、計20秒間を記録する。

「DRV-C750」は、車両の電源をオンにすると録画を開始する「常時録画」式を採用。ほかに衝撃を検知すると自動で録画を開始する「イベント記録」、手動で録画ボタンを操作する「手動録画」、前述の「駐車監視タイマー録画」の計4つの録画機能を備える。

このほか「Gセンサー(3軸)」や高感度の「GPS」を搭載するほか、万が一車両からの電源供給が途切れた際もファイル破損を防ぐバックアップ電源「スーパーキャパシター」を搭載。

フレームレートは27.5fpsで、LED信号機の無点灯記録を防ぐ。

また、連続運転を長時間続けると警告音で休憩を促す「リフレッシュ通知機能」や、Gセンサーによりクルマの動きを検出して、運転のしかたを自動診断する「エコドライブ表示機能」など、安全かつスマートな運転をサポートする機能も搭載する。

万が一の交通事故時に一律4万円の補償金が支払われる、ドライブレコーダー買換補償金制度に対応している。


「CMOS-DR750」の同時装着で後方もしっかり記録


オプションのリヤカメラ「CMOS-DR750」は、リヤウインドーの小さなクルマや、後部座席に大きな荷物を積載しているなど、360°カメラ映像だけでは後方確認が難しい場面に有用な後方撮影用のカメラ。「スモーク シースルー機能」を搭載することで、リヤウインドーがスモーク仕様のクルマでも、リヤガラスの濃度に合わせて設定を3段階で調整できる。後方の映像を明るく鮮明に捉えられる。


[DRV-C750のおもな仕様]

〈本体仕様〉
・電源電圧:DC5V(12V/24V車両用シガープラグコード付属〈3.5m〉)
・消費電流:830mA(最大1.05A)
・GPS/Gセンサー:あり/あり(6段階)
・モニターサイズ:2.4型フルカラーTFT液晶
・最大記録画角:水平360°、垂直240°
・撮像素子:1/2.5型カラーCMOS
・F値:F1.8
・動作温度範囲:-10℃〜+60℃

〈撮影関連仕様〉
・記録モード/解像度(最大):
ラウンドモード/1856×1856ピクセル
パノラマモード/1920×960ピクセル
2分割モード/2048×1536ピクセル
4分割モード/2048×1536ピクセル
・フレームレート:27.5fps
・記録方式:常時録画/イベント記録/手動録画/駐車監視録画(別売りの車載電源ケーブル「CA-DR350」により対応)
・常時録画(ファイル単位):1分
・動画フォーマット:MP4(H.264)
・静止画フォーマット:JPEGでの撮影
ラウンドモード/1856×1856ピクセル
パノラマモード/1920×960ピクセル
2分割モード/2048×1536ピクセル
4分割モード/2048×1536ピクセル
・記録映像再生方法:本体、Windows標準のWindows Media Playerなど。専用ビューワーソフト対応(ホームページよりダウンロード)
・記録メディア:マイクロSDカード16〜32GB(クラス10以上)対応(32GBを付属)

〈寸法など〉
・外形寸法:幅74mm × 高さ86.1mm × 奥行き32mm(ブラケット装着時高さ:最大98.8mm)
・重量:129g(マイクロSDHCカード、取り付けブラケット含む。ケーブル、レンズキャップ含まず)

■発表・発売:2020年7月22日発表・8月下旬発売予定
■価格:オープン(編集部調べ市場想定価格:4万円前後)


[別売りリヤカメラ「COMS-DR750」のおもな仕様]

〈本体仕様〉
・撮像素子:1/2.7型カラーCMOS
・最大記録画角:水平約100°、垂直約52°、対角約111°
・F値:F1.8
・動作温度範囲:-10℃〜+60℃

〈撮影関連仕様〉
・記録解像度(最大):フルHD(1920×1080ピクセル)(約207万画素)
・フレームレート:27.5fps

〈寸法など〉
・外形寸法:幅44mm × 高さ37mm × 奥行き28mm(ブラケット装着時高さ:最大76mm)
・重量:32g(ブラケット、ケーブル含まず)
・接続ケーブル長:8m

■発表・発売:2020年7月22日発表・8月下旬発売予定
■価格:オープン(編集部調べ市場想定価格:1万円前後)

*製品仕様などは発表時のもの


■問い合わせ先
JVCケンウッド
TEL:0120-2727-87
https://www.jvckenwood.com

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