往年のダブルネームを冠した究極のスーパーGT。 “DBS Superleggera” 日本初公開

アストンマーティン ジャパンは6月27日、東京・港区のアストンマーティン東京で、「DBS Superleggera（スーパーレッジェーラ）」の日本導入を発表した。
映画『007』シリーズに登場する“ボンド・カー”としても知られるアストンマーティン。「DBS」は、アストンマーティンのアイコンモデルに与えられる名称。そして「スーパーレッジェーラ」は、イタリアのコーチビルダー、カロッツェリア・ツーリングが持つ超軽量テクノロジーを導入したモデルに与えられる名称。この２つの名を冠した「DBSスーパーレッジェーラ」は、同社の量産ラインアップにおけるフラッグシップモデルだ。
フロントに搭載されるエンジンは、725ps/6500rpm・900Nm/1800〜5000rpmを発揮するオールアルミ製5.2L V12ツインターボ。これをベースとなるDB11よりも低く配置し、運動性能の向上を図った。トランスミッションは、ZF製8速ATをリヤマウント。最高速度は約340㎞/h、0→100㎞/h加速は3.4秒、4速固定の80〜160㎞/h加速も4.2秒と驚異のハイパフォーマンスを誇る。シャシーは、DB11に用いられる最新世代軽量接着固定アルミニウム構造の進化版とし、乾燥重量を1693kgに抑えた。ボディサイドにはオープン・スタープルやカーリーキューなどの空力デバイスを新設。リヤにはF1から着想を得たダブルディフューザーを採用。これにより、最大180kgのダウンフォースを得ることに成功したという。アルミホイールは鍛造Yスポークの21インチが標準で、タイヤは専用開発としたピレリ P ZERO（前265/35/21／後305/30/21）。ブレーキローターは前後ともカーボンセラミック製となる（前410㎜径／後360㎜径）。
走行性能を高める装備のほか、タイヤ空気圧モニタリング・システムやパーキング・ディスタンス・ディスプレイ付き360°カメラ、Bluetoothオーディオに車載Wi-Fiなども標準装備。内装はレザーとアルカンターラの組み合わせを基本とし、オプションで豊富な素材やカラーを設定。デリバリーは、2018年の7〜9月期を予定。価格は本国（英国）で22万5000ポンド（約3270万円）、ドイツでは27万4995ユーロ（約3520万円）、アメリカは30万4995ドル（約3350万円）となり、日本の価格も約3500万円となりそうだ。