2024/03/28 カー用品 PR

シムスならではのレヴォーグカスタムで、時間を忘れてドライブに夢中|シムスレーシング|

スーパー耐久やNBRチャレンジの後方支援など、スバルワークスの「裏方」としても活躍するのがシムスレーシングだ。その母体は、スバルに板金プレス部品などを納める矢島工業。現在でもスバル車のボディ関連部品を製造するなど、スバルとの関係の深さは言わずもがな。だからこそできる、シムス流レヴォーグとは?


スポーティレヴォーグ

シムスレーシング(以下シムス)が手がけたデモカーは、2.4LのレヴォーグSTIスポーツRがベース。その外観は、ノーマルのディテールを生かしながらも低く迫力あるたたずまいに仕立てられている。エアロパーツを効果的に組み合わせるなど、ワゴンボディの操縦性を高めるべくトータルチューン。スバルの「準ワークス」的存在としてファンから絶大なる信頼を得ているシムス。風洞施設でのテストも含めて、空力への自信は並々ならぬものがある。

足元はレイズ製鋳造ホイール「ヒューガHP10」にコンチネンタルのコンチ スポーツコンタクト5(235/35R19)の組み合わせ。エアロをまとったエクステリアとのマッチングは良好で、いかにも“速そう”だ。

サスペンションには、テインの車高調「フレックスZ」(複筒式)を採用。長いストロークと低反発、低フリクションが売りのキットだ。これに、テインが開発したコントロールキット「EDFC5」を組み合わせている。これは、Gや速度の絶対値ではなく変化していく状況に対して減衰力を調整可能という話題の製品。アグレッシブな見た目のシムスデモカーの走りに期待が高まる。

まずはコンフォートモードでスタート。ステアリングの手応えは程よく軽くて扱いやすい。アクセルペダルを軽く踏みこむと、低回転域でもしっかりとトルクが出ている印象で、急勾配の上り坂でもたつくことなく、スムーズに駆け上がっていける。シムス製のエキゾーストシステムはノーマルコンピューターのままでも影響が出ない範囲で出力が6~7馬力ほどアップしているそう。2.4Lエンジン特有の出足のトルク不足を意識させず、ドライバーの意に沿って気持ちよく駆け出せるのは魅力的だ。コーナーからの立ち上がり、高速道路での加速はもちろん、交通量の多い一般道でも周囲の流れに乗りやすくストレスフリーで走れる。

絶妙なシャシーセッティング

走行モードをスポーツプラスに切り替えてアクセルペダルを踏み込むと、エキゾースト音は迫力を増し、スポーツマフラーであることを実感。4000回転から上は加速と連動したメカニカルな音色とともに、緻密かつ着実にパワーを乗せていける。スポーツワゴンを走らせている充実感がたまらない。

連続するカーブでは、しなやかな姿勢変化が印象的。その過程では、上下に揺すられたり、跳ねたりするような不快な動きを感じにくい。その辺りはシムスがセッティングしたCOX製ボディダンパーの効果だ。

ドライバーは、勇ましくも頼もしいエキゾースト音を満喫しながら手のひらに伝わる車体の挙動をくみ取り、クルマが求める操作を行っていく。気がつけば夢中でクルマと対話していた。そんなスポーツドライビングを満喫する要素をしっかりと与えてくれる一方、「足が硬い」など不快に感じるシーンは少なく、レヴォーグに期待される同乗者への快適性が確保されているのはファミリー層にとってもうれしい価値。それでいて、“華やかさ”よりも“実”を重視する層に響くアプローチは、どこかイギリス車的な実直でメカニカルなクルマづくりを連想させた。




●リヤサイドダクト(4万9500円):純正バンパーに穴あけ加工し、その上から装着。リヤホイールまわりの整流効果を狙っている


●リヤセンターダクト(4万6200円):リヤバンパーに穴あけ加工を施し、滞留する空気をキレイに抜くダクト。空力性能を高める


●リヤウイング(5万7200円):純正スポイラーに追加で装着するタイプ。ダウンフォースを稼いで車体を路面に押し付け安定性を向上


●レカロ製のスポーツスターを採用(31万7900円/脚)


●シートベルトパッド(3960円※2個セット):シートベルトの圧迫感を低減、首への擦れも緩和する。SYMSロゴ入りでファッション性も◯


●FA24型エンジンが苦手とする低・中速域のトルクアップを狙って開発されたエキゾーストシステム(28万500円)。結果、ノーマル比で全域の出力/トルク向上を達成したシムス自慢の逸品


●エアインダクションボックス(9万4600円※エアフィルター付きは10万100円):吸気ダクトの導入口からエアクリーナーボックスまでの経路を徹底的に検証。密度の高いフレッシュな空気を取り入れ、出力向上が期待できる。カーボン成型で見た目も美しい

〈文=藤島知子 写真=山内潤也〉

■問い合わせ先
シムスレーシング
TEL:0276-25-1055
https://syms.jp/

ドライバーWeb編集部

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