2023/10/26 ニュース PR

【特別なキッザニア】子供が台車を押して遊んでいる? いえ、ホンダ除雪機の研究開発のお仕事中です。【ジャパンモビリティショー2023】

人気の子供向け職業体験施設「キッザニア」とジャパンモビリティショー2023がコラボして、会場に「こどもたちが働く街」が出現。カーモデラーやメカニック、職人の技など、ジャパンモビリティショー2023の会場でしか体験できない、モビリティにかかわる11種類のお仕事体験。ホンダは「商品の研究開発の仕事」をテーマにしたプログラムを開催している。


プログラムの内容は、MR(複合現実)技術を使い、パワープロダクツ製品(除雪機)の性能を確認し、改善提案を考えるというもの。ホンダはすべての製品で「世のため、人のため、自分たちに何かできることはないか?」と考え、「技術で人々の生活をよりよくする」ことを目指している。こうしたホンダのものづくりに対する想いや、パワープロダクツに関する講義を受けた後、体験コーナーで除雪機を使って雪かきを行い、そこで気づいた課題や、それを解決するためのアイデアを出し合い、よりよい製品作りにつなげていく。

HondaPP
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●ヘッドマウントディスプレイを装着すると、積雪地での除雪作業が“リアル”に再現される

体験コーナーではバーチャルで「雪国での困りごと」を再現。ヘッドマウントディスプレイを装着すると、目の前の台車が除雪機に変身! そして降り積もる雪に困っている年配の女性が現れる。さっそく “除雪機”を押して雪かきを開始。作業終了後に再び年配の女性が現れて「ありがとう」と感謝される。

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「人力で雪かきをするのは大変な労力が要るけど、除雪機を使えば広範囲の雪を楽に処理できる」ことを体験したら、それで終わりではない。ここからが研究開発のスタートだ。

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●「先輩社員」のホンダスタッフのアドバイスで課題と解決方法をまとめる“ワイガヤ”も体験

「どうしたら除雪機がもっと使いやすくなるのか? どうしたら人の役に立てるのか?」ということを考えるのが、ホンダの開発者のお仕事。除雪機を操作した子供たちの感想は「重かった」「曲がるのが難しかった」「疲れやすい」など。こうした除雪体験を通して気づいた課題をノートに書き留め、課題解決のためのアイデアをみんなの前で発表する。ちなみに、前述の課題に対して子供たちが導き出したアイデアは「除雪機を軽くする」こと。年齢や職位にかかわらず、自由闊達に腹を割って議論する、ホンダ独自の文化「ワイガヤ」を体験できるのだ。

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課題を書き込んだノートには除雪体験中に撮影した記念写真も添えられ、プログラムに参加した認定書として進呈される。参加対象は小学生(1年生~6年生)で、JMS2023公式ホームページのオンラインチケットサービスからの事前予約、または当日予約も可能だ。

Out of KidZania in JMS2023 オンラインチケットサービス
https://www.japan-mobility-show.com/organizer_program/out_of_kidzania/

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エリア内の休憩スペースでは未就学児向けの体験プログラム「みんなの役に立つ、新しいモビリティを考える『ラクガキ』体験」を実施している。だれかのために動かしたいもののアイデアが描かれた「ラクガキ」を募集し、3Dデータとして「Roblox」上で遊べるようになるほか、映像化してブランドムービーへ登場、プロトタイプとなりHondaショールーム展示もされる。

https://www.honda.co.jp/powerproducts-brand/improbable-mobility/

「日常生活のなかでの困りごとを解決するためにひらめいたアイデアから、新しい技術や製品が生まれる。『技術は人のために』という創業者・本田宗一郎の理念を、このプログラムを通して未来を担う子供たちに感じ取ってもらいたい。パワープロダクツ事業はそのなかでも『役立つ喜び、もっと広げたい』というスローガンがあるので、『除雪機を使って困っている人を助ける』というタスクを設定しました」とプログラムに込めた想いを語る、パワープロダクツ事業統括部の門澤 愛さん。

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除雪機を使って人助けをする。そこからさらに一歩踏み込んで「どうすればよりよくなるのか」と思いを巡らせて、自分なりの考え方やアイデアを発表する。「ホンダのものづくり」の一端を体感できるだけでなく、「人の役に立つこと=自分の喜びにもつながる」ことを学べる、とても有意義なプログラムだ。
 
〈文=湯目由明 写真=北村誠一郎〉

ドライバーWeb編集部

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