2023/08/08 コラム

新型ステップワゴンの荷室に不満あり!? 昔よりも狭くなったような…実際に確かめてみた

わが家のステップワゴンのボディカラーは「シーグラスブルー・パール」

■わが家に新型ステップワゴンがやってきた!

ドライバー編集部員の私・小暮。実家暮らしなのですが、この度、新型ステップワゴンが納車されました。先々代となる4代目ステップワゴンからの乗り替えです。それとの違いや使い勝手などをオーナー目線でインプレッションしていこうと思います。

■荷室が狭い!?

これはよく買い出しに行く母親からの指摘。3列目を起こした状態だと、「前(4代目)のほうが荷室は広かった」とのこと。確かに、以前は買い物かごが縦に2つ入れられて、その横にもスペースがありました。新型は、買い物かごが縦には入らず、横にすれば2つ入るのですが、それだと荷室はほぼいっぱいに。これは3列目の格納方法が変わったことが影響しているといえそうです。


●新型ステップワゴンの荷室。格納に使われるの足の部分がデッドスペースになってしまっている


●4代目ステップワゴンの荷室(実家仕様)。3列目を起こした状態だと奥側にまだスペースがあるのがわかる

3列目の床下収納機構は、4代目ステップワゴンから初採用されました。当時は一体型で、シートバックを倒してからひっくり返すようにして回転させて床下に収納していました。



そのため、3列目の足がシートの両端にあり、荷室に奥行きがあったのです。よって3列目下のスペースも有効活用できたのです。



そのかわり、分割で収納することは不可。3列目の収納方法が変わったのは先代の5代目からで、分割で床下に収納できるようになった代わりに、3列目下のスペースがなくなったのです。収納方法も回転させるのではなく、そのまま引きずりこむような動きに変更になっています。このあたり、一長一短ではありますが、ユーザーの使い方によって好みが変わってきそうです。


先代の3列目を床下に収納しているところ

■そのほか新型で気になったところ

・エアコンのダクトがメッシュ式になって、スマホホルダーや消臭剤を装着しにくくなった
・静電タッチセンサーでのスライドドア開閉はコツがいる(普通にドアグリップで開けたほうが早い)
・AIRにもブラインドスポットモニターを装着してほしかった
・ナビの精度は若干イマイチで反応が遅い
・全長が100㎜長く、全幅が55㎜広くなったボディは、狭い駐車場だとやや気をつかう(小まわり自体はいい)
・全体的にはかなり進化したが、あともう少し洗練させて欲しいADASのブレーキ制御(少し唐突感がある)

■まとめ

気になる部分はそれほど多くなく、総合的には満足感が高い新型ステップワゴン。実際に走らせたときの燃費も約16㎞/L(e:HEVエアー)と良好だし、インテリアも上質になりました。何よりスポーティさと高い快適性を両立している走行フィールが一番気に入っています。ユーザー目線で評価してみましたが、みなさまの参考になれれば幸いです。

〈文=ドライバーWeb編集部〉

ドライバーWeb編集部

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