2023/07/01 コラム

マツダ ロードスター受注終了…今秋登場予定の「大幅改良」モデルの内容とは

ND型ロードスターとしては3代目の主査となる齋藤茂樹氏「今秋に商品改良を実施します」

マツダは公式ホームページでロードスターの現行モデル(2022年商品改良車)の受注を終了したと発表した。販売店での在庫がなくなり次第、販売を終了するという。

これは、この秋に商品改良を予定しているから。5月28日に開催されたロードスター軽井沢ミーティング2023で告知されていたが、さらにその場では気になる改良メニューについても明らかにされた。

イベントのトークセッションに登壇したロードスター開発主査の齋藤茂樹氏は、「ND(現行型)でこれまでやってきた商品改良のなかでは一番大きい、力の入った改良をやろうとしています」とコメント。

続けて、「デザインは変えないけれど、見たら『おお、新しいクルマだ』」と思ってもらえる」とのヒント。ヘッドライト内部のデザインや色味変更で新しさを表現するのだろうか?

トピックはセンターディスプレイの改良。現在、各モデルに大型ディスプレイを展開中のマツダだが、ロードスターとしては初のテコ入れとなる。ただ、単純にサイズを大きくするとエアバッグの展開エリアと干渉するため、全体のサイズはキープしつつスマートフォンのように縁がほぼないフレームレスディスプレイとして画面自体を拡大するという。

「乗った瞬間、ディスプレイがキレイだなと感じていただけるかなと。楽しみにしていてください」(齋藤主査)

なお、ウワサになっている「2Lのソフトトップ車」についてだが、齋藤主査は会場での質問に対して「すぐには出ないが、開発を行っている」と明言。現在2Lエンジンは電動ルーフのRFのみだが、ついに海外仕様と同じくソフトトップ車に2Lが追加されるのかもしれない。

NDの発売は2015年5月とずいぶん月日が経ったが、今後もリフレッシュを継続していく模様。今秋発売予定の改良モデルが今から楽しみだ。

〈文=ドライバーWeb編集部〉

ドライバーWeb編集部

RELATED

RANKING