2023/05/29 ニュース

ロードスター990S、2023年秋での販売終了を発表「軽量化を極めたモデルは今後難しい」…直近の改良メニューも明らかに

ロードスター990S(愛車と同型)と齋藤茂樹主査

2023年5月28日に行われたマツダ ロードスターの軽井沢ミーティング2023では、齋藤茂樹主査が自ら企画した特別仕様車の「ロードスター990S(ボディカラー:ジルコンサンドメタリック)」を愛車にしたことを報告。同時に、990Sを2023年秋の商品改良を機に廃止することを明らかにした。

990SはSグレードをベースにRAYS社製鍛造16インチアルミホイールを採用して軽量化を図り(車両重量990kg)、足まわりやエンジン制御を専用セッティングとしたモデル。ロードスターの命である軽量化を極めた特別仕様車で、当初は1年程度の販売の予定だったとのことだが、販売が好調で延長になったという。今後、990Sのように軽量化を極めたモデルの登場は、法規対応や電動化などを踏まえると難しいとしている。



そのほか、齋藤主査は2023年秋に行われる商品改良についても言及。「現行NDのこれまでやってきた商品改良のなかでは一番大きい力の入った商品改良を今やろうとしています。デザインは変えない。デザインは変えないけれど、見たらおお新しいクルマだというような感じですかね」とヒントを与えてくれた。細部の色味の変更などで差別化するのかもしれない。

また、マツダコネクトのディスプレイの改良も公表。ただ、単純にディスプレイのサイズを大きくするとエアバッグの展開エリアと被るので、サイズはキープしつつもスマートフォンのように縁(ふち)がほぼないディスプレイを採用して画面を実質的に拡大するという。「乗った瞬間、このディスプレイがきれいなので楽しみにしていただければと思います(齋藤主査)」

なお、ソフトトップ車にも2Lモデルが登場するのかという来場者からの質問については、主査は「すぐには出ないが、開発を行っている」と回答した。2015年5月発売のNDはモデル末期に近づきつつあるが、リフレッシュを続けていくようだ。

〈文と写真=ドライバーWeb編集部〉

ドライバーWeb編集部

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