2023/06/28 カー用品 PR

S耐マシンと同じBBSに限定モデルがあった!|BBS RI-A × CIVIC TYPE R × タイプR鑑定団|

2023年、スーパー耐久シリーズにフル参戦する現行型シビック タイプR。改造範囲が狭いカテゴリーだからこそ、ベース車のポテンシャルが問われる厳しい世界だ。そんな挑戦を足元から支えるのがBBSホイール。さらに、とあるホンダディーラーもサポートしているのをご存じだろうか?
 
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S耐参戦をサポートする意味
 
「タイプRの野崎」といえば、ホンダファンなら説明不要だろう。店長の松本正美氏みずから「F1店長」としてYouTubeに登場し、歴代シビック/インテグラタイプRの魅力を熱く語り、入庫した車両のメンテナンスや修理の情報を発信する。
 
松本氏がF1店長たるゆえんは、かつて無限でF1エンジンの設計に携わっていたから。珠玉のV10エンジンが官能的なエキゾーストノートを奏でてサーキットを疾走し、ポディウムのど真ん中に立つ。無限ホンダの全盛期を知る松本氏が次のステージに選んだのが、ホンダのテクノロジーとモータースポーツスピリットが色濃く体現されたシビック/インテグラタイプRの車両販売だった。
 
松本氏と交換した名刺に記された「シビックタイプR販売台数日本一」の文字。初代EK9をモデル末期に50台仕入れて半年で売り切り、300台限定の無限製コンプリートカー、RR(FD2ベース)を11台販売。現行型FL5の契約台数は100台以上と、名実ともに日本一シビックタイプRを売るホンダディーラーだ。
 
シビックタイプRに情熱を注ぐホンダカーズ野崎がサポートしているのが、スーパー耐久シリーズのST-2クラスに新型シビックタイプRで参戦するホンダR&Dチャレンジ。ホンダの従業員とエンジニア有志によるレーシングチームで、歴代タイプRの車両運動性能を手がけ、FL5の開発責任者を務めた柿沼秀樹氏もドライバーとして参戦。フロントドアの真上に貼られた「タイプR鑑定団」のスポンサーロゴが証だ。
 
「2019年に先代FK8タイプRでS耐に出ると聞いて『やらなきゃいけない』って思いました」と、サポートを決めたきっかけを振り返る松本氏。S耐のレギュレーションは改造範囲が厳しく制限され、市販車との乖離が小さい。過酷な実戦の場で得た知見がエンドユーザーにフィードバックできることも大きかった。
 
タイプR鑑定団限定モデル
 
例えばホイールの固定装置。スーパーGTのようなセンターロックではなく、市販車と同じホイールのハブボルト1個に対し1個のナットで固定する。ちなみにST-2クラスで許容されるタイヤ・ホイールの最大幅は10.0Jの18インチまで。
 
「R&Dチャレンジのチームと相談しながら、レギュレーションの範囲内でタイヤの性能をフルに使いきれるインセットとリム幅を決めました」と語るのは、チームにホイールを供給するBBSジャパンの田原裕樹氏。
 
FL5用に設定されたカタログモデルのRI-A。120ピッチの5穴で、サイズは18インチのリム幅9.0Jと9.5J、インセット50。これをベースに「タイプR鑑定団限定モデル」として設定したのが、特別色のマットブラックに、赤×金色のセンターキャップを配したモデルだ。サイズは18×9.5J、インセット50で、推奨タイヤサイズは265/35R18。純正タイヤサイズは265/30ZR19だが、18インチに「インチダウン」することでタイヤの選択肢が増える。
 
ファーストロットの10セットは完売。急きょ20セットを追加した限定30セットの特別なRI-Aは、純正比で10mmほど外側に出るので見た目もカッコいい。S耐マシンと同じホイールを履く喜びを堪能してほしい。
 

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●通常販売のRI-Aはホイール中央のエンブレムがブラックにゴールドだが、タイプR鑑定団限定の場合はレッド×ゴールドの組み合わせ。「やはりタイプRには赤でしょう!」とBBS側と交渉して生まれたホイールだ。本体カラーはマットブラックで、じつは純正ホイールと同じマット系なのもポイント。サイズは18インチ×9.5J、インセット50。純正ホイールのインセットは60だから、外側に10mmほどはみ出すため踏ん張り系のスタイルに。価格は4本で43万9120円。「DREAM POWER」が販売元だ


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「ホイールでこんなに変わるとは!」
 
初代インテグラタイプRに始まり、歴代タイプRを乗り続けているyamazoh(ヤマゾウ)さんのシビック タイプRを撮影させていただいた。このタイプRも、ホンダカーズ野崎で購入。タイプR鑑定団限定BBSの購入第一号者もyamazohさんだ。といってもBBSを履くのは今回が初めて。「取りまわしで軽さを感じます。ワインディングを軽く流しても、ステアリングがスッと入っていくような。軽さを追求しながら強度もうまく保つというバランスは、さすがモータースポーツで磨かれたブランドだなという印象です」と満足げだった。
  

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タイプR販売実績ナンバー1!
F1店長「松本氏」がいるお店
 
所在地:栃木県大田原市薄葉2702-2
TEL:0287-29-0107
定休日:水曜/第一、第三火曜
 
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Honda Cars野崎 店長
松本正美さん
 
 
〈文=湯目由明 写真=山内潤也〉

ドライバーWeb編集部

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