2022/12/27 カー用品

【BBS×BRZ×朝倉咲彩】BBS鍛造ホイールを生んだモノづくりの街「高岡」を巡る旅

BRZにBBSを履かせて旅に出る!

1983年に生まれたBBSのアルミ鍛造ホイール。富山県高岡市で鍛造製法を確立し、今に至っている。今回は、そんな高岡市がふるさとのレースクイーン、朝倉咲彩ちゃんといっしょに巡ってみた。

〈文=湯目由明 写真=堤 晋一〉


■ドラえもんがお出迎え

憧れのレースクイーンを目指し、1年前に生まれ育った富山県高岡市から上京。念願って2022スバルBRZ GT GALS「BREEZE(ブリーズ)」のメンバーとして活躍中の朝倉咲彩ちゃん。


●高岡市で生まれ育った朝倉咲彩(さあや)ちゃん。日本レースクイーン大賞2022新人部門メダリストも獲得するなど、人気急上昇中だ

すっかり東京の水にも慣れたかと思いきや「水? ウオーターサーバー使ってますよ」…。そうだよね、地元なら北アルプスの雪解け水に由来するおいしい水が飲めるのだから。慣れ親しんだ故郷の水、空気、景色がイチバン! ということで、前回紹介したBBS鍛造ホイールのふるさと、高岡本社工場の見学に合わせて、久々の帰省に心弾ませるさあやちゃんが今回のナビゲーター。風情豊かな高岡市とお隣の市を、富山湾の色にも似たサファイアブルー・パールのBRZで巡った。

「一家に1台じゃなくて1人1台なんですよ」と、高岡のクルマ事情を語るさあやちゃん。確かに、朝7時台に高岡駅を発着する「あいのとやま鉄道(旧北陸本線)」は、上り(金沢方面)が3本、下り(富山方面)が4本。ローカル線のJR氷見線と城端線は1時間に1本で、駅からの足も考えるとクルマ頼みになる。

ちなみにさあやちゃんも地元では自らハンドルを握ってドライブを楽しんでいたそうで、VWビートル、アウディTT、レクサスRXと愛車歴も華やか。「クルマ好きの父に手伝ってもらいながらローダウンやエンブレム交換、タイヤ&ホイールのインチアップといったカスタムを施していました」とのこと。メイドイン高岡のBBS鍛造ホイールは「いつか愛車に履かせてみたい」と憧れていた。


ドラえもんトラム:万葉線の路面電車にドラえもんをイメージした内外装を施した「ドラえもんトラム」。高岡市内の各所に藤子・F・不二雄氏ゆかりのスポットやモニュメントが整備されている

ドアtoドアでいつでもどこでも行けるのがクルマの強みだが、エコでクリーンな大量輸送手段の路面電車もまだ捨てたものじゃない。高岡駅と射水市の越ノ潟とを結ぶ「万葉線」は低床フルフラットのバリアフリー車両を導入し、老若男女に優しい市民の足として親しまれている。

万葉線のスター車両がドラえもんトラム。ドラえもんの作者である藤子・F・不二雄氏が高岡に生まれ少年時代を過ごしたことから、ベースカラーを青に、ドラえもんの首輪とリボンを表わす赤ラインと黄色い鈴を加え、窓と車内にはおなじみのキャラクターを描いた。乗降口は「どこでもドア」を模したピンク色のラッピングが施され、遊び心たっぷり。

富山県営渡船の発着場にもなっている、終点の越ノ潟電停で折り返すわずか3分の間にBRZとのツーショットを収めたら、富山新港にかかる日本海最大の斜張橋、新湊大橋へ。

■BBS「RI-A」で絶景をゆく

海面から橋桁までの高さ47mを稼ぐため主部へのアプローチ路は大きくループしているが、ばね下が軽く(ねばり強さ)に優れるBBS鍛造アルミホイール「RI-A」に履き替えたおかげで、出口がなかなか現れない大きなコーナーも修正舵を当てることなくオンザレール感覚で気持ちよくクリアできた。


日本海最大の斜張橋「新湊大橋」

あいにくの天気で橋上からの立山連峰一望は叶わなかったが、眼下に広がる日本海のダイナミックさに感動しながら、高岡随一の絶景ポイント、国定公園の海岸に向かった。

北陸の大動脈、国道8号は昼夜問わず大型トラックが行き交い、冬の除雪や凍上なども加わり随所にひび割れや凹凸が生じ、乗り心地や操安性を悪化させるが、ここでもRI-Aの美点が光る。路面から伝わる衝撃をばねが吸収し、その振動を抑えるショックアブソーバーの作用がばね下を軽くするRI-Aを履くことで存分に発揮され、路面状況を問わずしなやかな乗り心地が得られる。


雨晴海岸:白砂青松と日本海では数少ない遠浅海岸の雨晴海岸で涼を求めて素足になったさあやちゃん。背景の岩は「女岩」で、磯にある義経岩、男岩とともに、かの大伴家持もこのロケーションに魅せられて数多くの歌に詠んだ。

「ココは四季折々、いろんな表情を見せてくれるからいつ来ても飽きないんですよね」と雨晴海岸でまったり和むさあやちゃん。高岡ドライブの締めくくりは高岡鋳物発祥の地で、石畳に格子造りの家屋が並ぶいにしえの街、金屋町へ。前田利長公の城下町から生まれた銅器や漆器などの伝統的工芸品の数々が伝承され、時代を超えて愛される。そんなモノづくりの街で育まれたBBSホイールもまた、世界中のファンを魅了する。


いにしえの町並み「金屋町」:加賀前田家2代目当主利長が領内の鋳物師を呼び寄せた高岡鋳物発祥の地。伝統的建造物群保存地区に選定され、千本格子の軒先につり下げられた風鈴の音が風情を感じさせる。

さあやの推しグルメ!


●雨晴海岸が目の前に広がる道の駅「雨晴」2階のCafe ISOMI TERRACEでいただける「サラトガクーラー」。ジンジャーエールにライムを添えた清涼感あふれるノンアルカクテルで、雨晴海岸をイメージ


●「富山湾の宝石」と称されるシロエビをサクサクのかき揚げにして、自家製タルタルソースでサンドした白エビバーガー(420円)。道の駅「カモンパーク新湊」で味わえる


●斜張橋の美しいシルエットをバックに映えるサファイアブルー・パールのBRZ。マットブロンズのRI-A(18×7.5インセット48)が足元を引き締め、フロント、サイド、リヤアンダーのSTIエアロパッケージがより引き立つ


【取材協力】北陸スバル自動車 高岡店
富山県高岡市北島378-1
0766-23-2292
営業時間:9:45〜18:00
定休日:水曜日、一部火曜日
www.hokuriku-subaru.co.jp/

〈問い合わせ先〉
BBSジャパン
03-6402-4090
https://bbs-japan.co.jp

ドライバーWeb編集部

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