スズキ、ソリオ／ソリオ バンディットにキリッと顔のフルハイブリッド車を設定！

スズキは12月15日、フルハイブリッド車の「ソリオ ハイブリッドSZ」と「ソリオ バンディット ハイブリッドSV」を発表。同日より発売を開始する。価格は前者が222万円、後者が224万6200円。マイルドハイブリッド車に対して、約20万円高。

【画像】見た目も差別化！フルHVのソリオ／ソリオ バンディット

今回追加されたフルハイブリッドのシステムは、スズキではおなじみ。先代ソリオでも使われていたモーターとシングルクラッチ式5速AGSの組み合わせで、エンジンは1.2L。走行中に蓄えた電力をモーターに供給することで、モーターによるアシスト走行に加えてクリープ走行時や一定速走行時にはエンジンを停止してEV走行も可能。スズキの現ラインアップではエスクードのみとなっていたが（スイフトは2022年夏に廃止）、ソリオに”復活”したことで全2機種となった。

駆動用リチウムイオンバッテリーの容量は、エスクードと同じ6Ah。WLTCモードは22.3km/Lを実現。EV走行の頻度を高めたエコモードと、キビキビした走りの標準モードを設定する。

モーターはソリオ専用で（型式PB05A）、最高出力10kW（13.6ps）／3185〜8000rpm、最大トルク30Nm（3.1kgm）／1000〜3185rpm。エスクードのモーター（型式PB03A）24.6kW（33.4ps）／5500rpm、60Nm（6.1kgm）／100〜2000rpmよりも低めの設定だ。

この違いについてスズキ広報では、「ソリオは、エスクードよりも車重が軽いため」と説明している。

デザインも差別化されている。特に、標準車であるソリオ ハイブリッドSZの顔は、だいぶ雰囲気が違って見える。

ソリオ ハイブリッドSZは、アルミホイールがブラックメタリックに、メッキフロントグリルもブラック化。バックドアサイドスポイラーも装備される。ほか、本革巻きシフトノブやインパネ加飾がネイビーに、さらにエアコンサイドルーバーガーニッシュやドアガーニッシュがチタンシルバーとなる。

ソリオ バンディット ハイブリッドSVでは、アルミホイールがミディアムグレーになり、メッキドアハンドルやバックドアサイドスポイラーも採用。インパネ加飾はボルドーで、エアコンサイドルーバーガーニッシュとドアガーニッシュはソリオ ハイブリッドSZ同様にチタンシルバーだ。

ボディカラーには、キャラバンアイボリーパールメタリック、タフカーキパールメタリックをソリオ ハイブリッドSZ、ソリオ バンディット ハイブリッドSVそれぞれに新設定。

ソリオ ハイブリッドSZは、ガンメタリック2トーンルーフも新設定され、モノトーン6色と2トーンルーフ仕様車5色の合計11ラインアップとなった。

ソリオ バンディット ハイブリッドSVは、シルバー2トーンルーフを新設定。こちらはモノトーン6色に加えて2トーンルーフ仕様車4色の合計10色を設定する。

2020年12月に新型へと切り替わったソリオ。2022年4月から9月までの月平均販売台数は3121台と堅調に売れているソリオだが、2年ぶりにフルハイブリッドの復活でさらなる拡販なるか。

〈文＝ドライバーWeb編集部〉