ジャンルごとに明確なコンセプトを打ち出し、最新のカーデザインのトレンドにマッチしたジャパンクオリティの高性能ホイールを作り続けるのが、MID(Maruka Intelligent Design)だ。
1ボックス車の足元で煌めく 乗用車では標準装備が当たり前のアルミホイールだが、貨物車はスチールホイールにフルホイールカバーが基本。ハイエースのスーパーGLやキャラバンのプレミアムGXといったバンの上級グレードでも、アルミホイールはオプション扱いになる。
せっかくなら、デザインもサイズもバラエティに富むアフターのアルミホイールをメインで履かせ、純正ホイールは冬タイヤ用に使いたい。
マルカサービスの「ナイトロパワー」シリーズは、1ボックス車や4×4など大柄ボディのクルマに履かせても足元の存在感が負けないよう、タフで迫力のあるデザインが施されている。1ボックス車のカスタムではやりの、ゴツゴツとしたパターンのオフロードタイヤやホワイトレタータイヤとのマッチングもいい。
新作H6 SLUG(スラッグ)は、1ボックス車のボルト穴数(6穴)に合わせ、6つのH字スポークをボルト穴と同軸上に配した2×6スポークデザインを採用。スポーク同士が交わるセクションには強度と軽さを両立するホールを設け、「H構造」になるようデザイン。さらに、スポーク内側の縦壁にショートリブを刻みスポークの立体感を表現するなど、細部のディテールにこだわった。
コンパクトな標準ボディはもちろん、大柄なスーパーロングに履かせてもヘビーデューティなHスポークは「迫力負け」しない。スポークの終結点であるリムフランジも凝ったデザイン。スクエアカービングとピアスボルトを模したドリルド加工をあしらい、プレミアム感を演出する。
よりRVらしい装いを求めるなら、緩やかなコンケイブ(逆反り)を描くディッシュと12個のホールが融合し、外周部にホールと同数の12個のピアスボルトを打ち込んだ、ミリタリーテイストの「H12 SHOTGUN(ショットガン)」がオススメ。メインターゲットはSUVやクロカンだが、無骨さを漂わせる1ボックス車にも違和感なく溶け込む。
ナイトロパワーシリーズを展開するMID。カスタムの本場、アメリカのトレンドや日本のニーズを商品企画に反映し、開発から強度試験までホイール作りに関わるすべてのプロセスでジャパンクオリティを徹底。当然ながら貨物車の強度基準であるJWL-Tも満たし、高い安全性と信頼性を担保しながら求めやすい価格で価値あるホイールを届ける。
HIACE CARAVAN 強度と軽さを両立した機能本位の力強いデザイン NITRO POWERH6 SLUG ハイエースやキャラバンなど6穴のクルマと相性がいい、2×6スポークデザインを採用。ハード、ヘビーデューティなど1ボックス車を形容するワードの頭文字「H」を模ったスポーク形状は、見た目の力強さだけでなく強度と軽さを両立する機能本位のデザイン。6ホール×6本のスポークという整ったフォルムと、リムに散りばめたスクエアカービングとドリルド加工で作り込んだピアスが織り成すコントラストが視覚的にインパクトを与える。
セミグロスブラック/マシニング(※1)
セミグロスガンメタ/フランジDC/リムヴァーレイポリッシュ(※2)
ブラッククリア/ピアスドリルド(※2)
■サイズと価格16×6.5J インセット38/48……4万7850円(※1)、5万50円(※2)
17×6.5J インセット38/48……5万5550円(※1)、5万7750円(※2)
HIACE 現在のSUVブームで復活したディッシュ&ホールデザイン NITRO POWERH12 SHOTGUN かつてのRVブームではやったディッシュ&ホールデザインが令和のSUVブームで復活。ホール数は視覚的に重くなり過ぎず、ホイール外径とのバランスを考慮した結果、12個に。ホールの縦壁にリブを設けて奥行きを立体的に表現。逆反りのディスクにホールをあしらい、外周部にはリアルさを追求して別パーツで作ったピアスボルトをホール数と同じ12個ちりばめた。無骨さを匂わせながらも繊細な作り込みで足元を魅せる。
バレルブラック(※3)
ブラッククリア/マシニング (※4)
■サイズと価格15×6.0J インセット33……4万1250円(※3)、4万3450円(※4)
16×6.5J インセット38……4万7850円(※3)、5万50円(※4)
〈文=湯目由明〉
■問い合わせ先
マルカサービス
TEL:052-398-3406
http://www.mid-wheels.com