2022/03/16 カー用品

HKSが本気で挑んだGRヤリス…オーナー必見の注目パーツとは|GRヤリス カスタム最前線|

●すべてが機能に裏付けされた硬派テイスト

チューニングブランドとして、妥協をせず開発する姿勢に共感するファンが多いHKS。性能とルックスを高次元にバランスさせ、GRヤリスにスパルタンさをプラスしてくれるアイテム群。すべてが機能に裏付けされた、硬派なテイストだ。

細部まで徹底したチューンドスタイル

やはり一番人気のアイテムは、サウンド&ルックスに迫力をプラスできるマフラーだ。GRヤリス用には2種類が用意されており、取材車両には「スーパーターボマフラー」を装着。絞りなしのストレート構造で、排気抵抗を純正比で30%低減して約500馬力までのハイチューンに対応する。それでいてサイレンサー容量を十分に確保しているので、安心して公道走行が楽しめるのだ。


●チタンカラーのパイ110㎜テールで迫力アップできるスーパーターボマフラー(21万7800円)。バンパー下部のリヤスポイラーは左右分割式で、サイドステップとリヤスポイラーのバージパネルはカーボン製だ。中段に構えたリヤウイングもカーボン製で、GTウイング形状を採用する

もうひとつ用意される「ハイパワースペックL Ⅱ」マフラーは、薄肉ステンレス材による軽量設計が魅力。純正より3.1㎏の軽量化を実現し、運動性能向上に貢献する。サウンド面も迫力が増すキャラクターなので、好みで選べばいいだろう。

マフラーとセットで装着したいパーツといえば高効率なエアクリーナーだが、HKSでは定評のあるむき出しタイプの「スーパーパワーフロー」にカーボン製インテークパイプをセットにした「カーボンレーシングサクション」を設定。ヒートインシュレーターもカーボン製で、見た目と機能を同時にアップできる。エンジンルーム内の整流効果を高めるカーボン製エンジンカバーも用意されるので、同時に装着すればかなりスパルタンな印象になるだろう。






●ドライカーボンのエンジンカバー(6万3800円)は、純正カバーの防音材を移植することで同等の遮音性を確保。整流効果を高める形状とした。カーボンヒューズボックスカバーの上には、ブーストアップする電子パーツのパワーエディター(4万9500円)を固定。むき出しタイプのエアクリーナーであるスーパーパワーフローは、カーボン製インテークパイプとセットのカーボンレーシングサクション(9万6800円)としてキット化。走行時の吸気温度は意外に低い

手早くパワーアップするならブーストアップするのが定番の手法。純正の圧力センサー信号を巧みに処理する「パワーエディター」を装着すれば、パワーバンドでポンと約20馬力アップが可能。より高度なセッティングを要するメインECUについては、今後タービンキットと合わせてリリースされる予定だ。

サスペンションにも力を入れるHKSでは、2021年にリリースした車高調「ハイパーマックスS」に注目! 乗り心地と走りを両立させるコンセプト『走り心地』を高めた仕様は、高い完成度を誇る。サーキット派には、よりハードな設定で調整機構の充実した車高調「マックスⅣ SP」を用意。競技志向のユーザーは、こちらをチョイスしてほしい。

ハイパーマックスS  価格:26万1800円

●フロントに高剛性な倒立式を採用。新開発のガイドブッシュで耐久性の向上と40%ものフリクション低減を実現する。入力に応じて二段階に減衰対応するデュアルプリロードバルブシステムにより、大きなギャップもしっかり吸収! 減衰力は前後30段調整だ

そして、ドレスアッパーも注目の「ボディキット」は、本格的な空力を追求したデザインとカーボンを多用するディテールが魅力。車検対応ながら大胆かつスポーティに決まるルックスは、チューニングテイストあふれるエアロパーツといえる。

HKSが本気で磨き込んだGRヤリスのパーツ群は、決してオーナーの期待を裏切らない逸品ぞろいだ。




●HKS歴代タイムアタックマシンのイメージを受け継ぎ、精悍な顔を演出するフロントスポイラー。両サイドのバージパネルとカナードはカーボン製で、スポーティなアクセントをプラスする。大容量のインタークーラーキットも注目パーツで、圧力損失を低減しつつ冷却効率をアップ(21万7800円)。単体で約6馬力アップが可能だ。サイズアップに伴い、ウオータースプレー移設ブラケットもオプションで用意。店頭イベントではスタッフの細かい説明が受けられる


●今回取材協力いただいたスーパーオートバックス・外環四条畷店(大阪・四条畷市)では、定期的にHKSのアフターパーツイベントを実施。購入を検討している人はぜひ足を運んでみよう

■問い合わせ先
エッチ・ケー・エス
0544-29-1235
www.hks-power.co.jp/

〈文と写真=川島秀俊〉

ドライバーWeb編集部

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