2021/02/17 コラム

ジムニーの納期はいまどうなっている? 販売店で聞いたリアルな現状とは?

2018年7月にデビューしたスズキ ジムニーシリーズだが、誕生から2年半以上が経過したというのにその人気は落ち着くどころか、ますます盛り上がりを見せている。たとえば出版物で言えば、最近発売されたジムニーのワンメイクムック本は、86/BRZ、もしくはかつてのシルビアを扱っていたころと同じぐらいまでにページ数が増えている。つまり、読者が読む情報ページだけでなく、サードパーティのショップなどの広告掲載も増えて分厚くなっているということだ。そもそも、クロカンヨンクでここまでの盛り上がりというのも珍しい。



そんなジムニーの月間生産台数は、19年まで2000台あたりを上限(突発的に台数が増える月もあったが)としていたが、20年から少しづつではあるが増えてきている。コロナ禍で落ち込みはあったものの、20年6月は3500台、半期決算である9月には4704台とし、その勢いを現在も継続している。昨年後半から増産体制が整ったことで納期も大きく改善されつつあるようだ。


●上の表とグラフはジムニーが登場してから半年ごとに販売台数を追ったもの。20年後半から台数が伸びていることがよくわかる

じつは、1月に知人がジムニーを契約したのだが、その際ディーラーに同行していろいろと話をうかがってきた。かくいう筆者も先代のジムニーオーナーで、新型の動向はつねに気になっていたからだ。

まず気になるのは、長い長いと言われている納車までの時間だが、現状ジムニーもシエラも納期はほぼ同じ。具体的には、1月注文でおおよそ12月、つまり11ヶ月待ちとのことだった。世間では、メーカーオプションやボディカラーで納期が異なってくるとも言われていたが、いわゆるメーカーオプション扱いとなっている2トーンカラーを選ぶとやはり少々遅れるとのこと。人気色はジャングルグリーンで、街なかでよく目にすると思っていたキネティックイエロー(+2トーン)はそれほどまでの人気とはなっていないそうだ。




どんなユーザーがジムニーシリーズを選んでいるのかも聞いてみたところ、意外にも輸入車ユーザーが少なくないとか。もちろん、ファーストカーではなくセカンドカーとしての需要だ。また、世間で言われているほど「ひとりキャンプ需要」は多くない様子だが、いずれにしても、そのパーソナルたるキャラクターに惹かれている人が多いことは間違いないようだ。

個人的に気になっていたのだが、オフローダーベースゆえの乗用車とは異なる独特の乗り味に対しては、不満を言葉にする人はほぼいないとか。先代モデルを所有し、ジムニーの良いところ、悪いところすべてを知っている筆者からすると、この評価はかなりの驚きだ。ただ、最新型ジムニーは、オフローダーたる乗り味をベースとしながらも、それを曖昧さではなく心地よさに感じ取れる”緩さ”へと進化させているのは事実で、不満が聞こえてこないこともうなずける。



と、最新型ジムニーの最新情報についてあれやこれやと書いていたら、乗り換えたい気分になってきた。ちなみに、納期が縮まってきているとはいえまだまだ待たされてしまうというのと、デザインテイストが異なることから、旧型需要も高いのだそうだ。つまり、旧型でも高値での買い取りも期待できるとか。そんな話が聞こえてから、ますます乗り換えを考えてしまい、今日も装備表を眺め、Webで見積もりを取ってみたりしている。

21年1月にはインドのマルチ・スズキでも海外向けジムニー(日本でのジムニーシエラ)の生産が始まったが、こちらが軌道に乗ればもう少し納期の短縮もあるかもしれない。今後もジムニーの納期には絶えずアンテナを張っていこうと思う。



<文=吉田直志 text by Naoshi Yoshida>


ドライバーWeb編集部・青山

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