2020/12/24 新車

N-BOXを買わない人の理由とは? 打開するための「コーディネートスタイル」!

●N-BOX Lコーディネートスタイル/N-BOXスカスタム Lターボ コーディネートスタイル

コーディネートスタイルが設定された理由


2020年12月24日に実施されたN-BOXのマイナーチェンジでは、標準系/タスタム系ともに「コーディネートスタイル」と呼ぶ上級シリーズを設定した点がポイント。改良前の外観に2トーンカラーを施したモデルを設定していたが、これをさらに一歩進めてホイールや内装もコーディネートして高級感を持たせた。


●N-BOX コーディネートスタイル

投入した理由について、N-BOXの開発責任者を務める宮本 渉氏は「前モデルはルーフとドアミラーの色を入れ換えた2トーン化をやっていたんです。それだとせっかく2トーンにしているのに、中身、内装はいっしょだよねと。付加価値が少し弱いのではという声が市場からあったのです。だったら2トーンという変化を望まれるお客様に対しては、しっかりと内装も俗に言う“コーディネート”した形で、それが一本の柱として、より上位の位置づけとなるような形で提供したいねと。このような考え方で、上の価値観を持つクルマに仕上げたいねというのでやってきました」と語る。


●N-BOXカスタム コーディネートスタイル

約1割の人が「N-BOXが多すぎるから買わない」


商品企画を担当した樽谷 眞氏は「けっこう面白いデータがあって、N-BOXを買わなかった人のうちの1割弱が『N-BOXに乗っている人がいっぱいいるから』という理由なんです。お客様の層も従来のママユーザー中心から若い方をはじめシニアの方まで広がってきて、どうしてもスタイルがノーマル、カスタムの2つだけではやはり対応しきれないというところで、うまく2トーン使ってその幅を広げたというのが今回のマイナーチェンジです」と話す。

先代N-ONEのあの仕様がヒントになった



じつはコーディネートスタイルのアイデアは、2015年12月に登場したN-ONEのG特別仕様車「SSブラウンスタイルパッケージ」にあった。ルーフ/ドアミラーをブラウンにした2トーンカラースタイルを採用し、室内もブラウンとした。これが好評だったため、2017年12月のマイナーチェンジで「セレクト」という名前のカタログモデルに昇格した。


●2017年12月登場の「N-ONE セレクト」。ルーフやドアミラーがブラウンの2トーンカラーやブラウン内装、スチールホイールを今回N-BOXのコーディネートスタイルに生かした

カラーやマテリアルを担当した濱村奈奈絵氏は「(N-ONEの)セレクトは、ブラウンの2トーンで、ホイールもディッシュホイールを履いていて、女性に受けたコーディネートでした。ですので、今回はあのスタイルを(N-BOXに)採り入れたという部分もあります。ちなみにN-ONEセレクトのホイールと今回の(ノーマルのコーディネートスタイルの)スチールホイールは同じものです。N-ONEもN-BOXも担当としてやっていたので、シリーズとしてどういうコーディネートだとどういうお客様に受けるかとか、特装(特別仕様車)も絡めながらどうやって育てようかなというところもあって。まずN-ONEでやらせてもらったうえで、次のN-BOXでやってみたというわけです。育てていく上で求められているものを特装で調査しつつ、本機(カタログモデル)に入れられないかということでやらせてもらっていた部分でもあります」と設定のいきさつについて語っている。

「コーディネートスタイル」と命名した理由



コーディネートスタイルというネーミングを選ぶ際には、内外装のコーディネートをイメージさせるために、男性が聞いてもわかってもらえるように少し広げたワードを基準に選んだという。どうしてもファッション系の言葉になってしまいがちで、企画段階では「セットアップスタイル」と呼んでいたという。セットアップは上下がお揃いになっている服のことで、カジュアルブランドでも一般化しつつある言葉でもあり見送りに。意匠を表す言葉だと、標準系はエレガントスタイル、カスタム系はプレミアムスポーティスタイルのように煩雑になってしまうので、両系列ともに同じ言葉を使いたいということになった。ハイスタイルやコーデスタイル(綴りではコードになってしまう)といった同時に使える言葉を探していった。最終的には、ユーザー調査を実施して、一番わかりやすい「コーディネートスタイル」が人気だったのでネーミングとして選ばれた。

〈文=ドライバーWeb編集部〉

ドライバーWeb編集部

RECOMMENDEDおすすめの記事

RELATED

RANKING