2019/03/14 ニュース

STIの単独イベントとして初開催! 今季BREEZEも初登場!「STI MOTORSPORT DAY」は大盛況!

 3月10日、STI(スバルテクニカインターナショナル)は富士スピードウェイにてレース車両のテスト走行なども楽しめるイベント「STI MOTORSPORT DAY」を開催しました。STIが参戦するスーパーGTやニュルブルクリンク24時間レース、全日本ラリー、86/BRZによるワンメイクレースのマシンやドライバーが一堂に集結しファンとともに1日過ごすSTI初のファンイベントです。 
●走行テスト中のピットレーンからの見学もできた「STI MOTORSPORT DAY」
 12時5分からのオープニングステージでイベントは開幕。サーキットのメインパドック(Aパドック)に設置された特設ステージにて今シーズンのモータースポーツ参戦体制の発表やドライバートークショーが行われました。またスーパーGTのレースクイーン、SUBARU BRZ GT GALS BREEZEの今シーズンのメンバーが4人揃って登場しステージでトークショーを開催。合わせて撮影会も行われました。 

パドック&ピットレーンにてレーシングマシンのテスト走行を間近で見学


●開幕を間近に控えたGT300マシンの整備風景も公開されました
午前中から報道陣向けに公開されていたスーパーGT参戦車両SUBARU BRZ GT300とニュルブルクリンク24時間レース参戦車両のテストが午後からは一般公開されました。本番を間近に控えた2チームはエキシビジョン的なスタンスはとらず限りある走行時間をフルに使いテストを続けましたので、見学者にとってもなかなか見ることのできない貴重な体験になったようです。
●いつも陽気な山内英輝選手も走行前はこの表情

●井口卓人選手とメカニックとのやりとりにも笑顔はなし

●ニュルブルクリンク24時間レースでの連勝を目指す辰己総監督(左)も厳しい表情

●ディーラーメカニックの練習用に2016年のマシンも用意された、ニュルブルクリンク24時間レース参戦マシンのピット

●イベントの翌週には公式テスト、開幕戦は4月13~14日岡山国際サーキットで開催されるスーパーGT
 

終日行われたトークショー

ステージではドライバーやチーム総監督、開発者によるトークショーなどが行われました。なかでもスバルのファンイベントではもはやお馴染みとも言える、ラリードライバーによるトークショーはいつも通りの爆笑ライブ。もちろん全日本ラリーで熾烈なトップ争いを繰り広げている3人のトークですから笑いのなかにちらりと見えるプロ魂や、ラリーの魅力がたっぷり詰まったトークショーでもありました。
●来日したカルロ・バンダム選手、ティム・シュリック選手も加わったニュルブルクリンク24時間レース トークショー

●写真左から新井敏弘選手、勝田範彦選手、鎌田卓麻選手。日本を代表するトップラリーストのトークショーは何故かいつもこうなってしまいます。混走がないラリーの場合、走行中の駆け引きがないので走行が終わればみんなこんな感じで、新井選手によるとWRCのドライバーも大体こんな感じだそうです
また、S209の開発を担当したSTIの高津益夫PGMのトークショーではアメリカのスバルファンがどれほど自国でのSシリーズを待ち望んでいたか、などアメリカで初めて発売されたSシリーズの企画開発秘話など、ここでしか聞けない話も披露しました。
●S209の開発を担当したSTIの高津益夫PGM
 

BREEZEの今季メンバーが4人揃って初登場


●写真左から、平野杏梨さん、あやきいく さん、津田知美さん、江藤菜摘さん
スーパーGTのレースクイーン、SUBARU BRZ GT GALS BREEZE。平野杏梨さんは、このイベントが初登場。4人揃ってファンの前に登場する初めてのステージは大人気でした。ステージ終了後は撮影会も開催され、会場はまるでスーパーGTのピットウォークのような雰囲気も。
●ステージ終了後は撮影会が行われました
 

充実の展示車両


●クスコDUNLOPスバルインプレッサ(写真手前)
会場には2008年のスーパーGTに参戦したクスコDUNLOPスバルインプレッサ(GDB型)も展示。このマシンをドライブしたのは、のちにレガシイB4やBRZでもGT300に参戦していた山野哲也選手と、現在はニュルブルクリンク24時間レースのドライバーとして来日していたカルロ・バンダム選手のコンビです。そのほか、日本未発売のS209や今年の東京オートサロンで発表されたSTIのコンセプトカーが3台揃ったりと展示車両も充実したものでした。
●S209
 想定をはるかに超えた3000人にも及ぶ来場者数に、貴重なSTI30周年記念グッズ等を豊富に揃えた物販コーナーなどでの混乱もあり改善の余地も見られたものの、天気予報が見事に外れ好天に恵まれたファンイベント「STI MOTORSPORT DAY」は、平川良夫STI社長が望んだファンとのコミュニケーションの場として大成功だったようです。 
●イベントのフィナーレを飾るパレードランにはS209も走行しました

<文&写真=高橋 学 text & photo by Manabu Takahashi> 
https://driver-web.jp/articles/detail/15132/ 

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