2018/11/28 ニュース

新型マツダ3、実車見聞。まさかの“完全キャラ分け”でハッチバックとセダンが同時デビュー!

LAオートショーの前夜祭として、報道陣に公開した新型マツダ3。その実車は……いやはやかっこいい!




●ハッチバックを横から見ると、ますますキャビンが小さくなり、ますますボンネットが長くなったように見える。プロポーションは、さらにFR風へと歩みを進めた雰囲気



●じつは、ハッチバックと共通のパネルは……まさかのボンネットだけのよう。ルーフラインも違うのだ。こんなに差別化してコストは大丈夫?(パネルなんかどうにでもなります、それよりも大事なのは、いかにアウターパネル以外の中身を共通化するかなんです、とはマツダ関係者談)
 まずハッチバックだが、RXビジョンのエモーショナルさを受け継いだ、これまた大胆スポーティな出で立ち。一方でセダンは、ビジョン クーペのエレガンスさを取り込んだ凜とした姿。そう、新型マツダ3は、RXビジョンとビジョン クーペの“ゴールデン・ビジョン・コンビ”をひとつの車名&2つのボディタイプで表現。魂動デザイン第二章を落とし込んだ最初のクルマなのだ。 ちなみに新型マツダ3のかっこよさは、なかなか写真では伝わらないのだが、とくに注目したいのはボディサイドの滑らかさ。際立ったキャラクターラインを用いず、光の映り込みの変化によってさまざまに表情を変えるのだ。ぜひこちらは動画を確認いただきたい。まさに、あのビジョン・コンビのボディサイドの美しさを量産車で表現している。いやはやびっくりである。

気になるパワートレーンは、①スカイアクティブG(ガソリン)→1.5、2、2.5Lの3種類②スカイアクティブD(ディーゼル)→1.8Lのみ(2.2Lディーゼルがない)③スカイアクティブX(圧縮着火ガソリン)→2L以上、合計5種類である。ちなみに③のスカイアクティブXは、かねてからの情報どおり小型で高効率なハイブリッドシステム「Mハイブリッド」が燃費性能の向上をサポートし、より高いレベルで走る歓びとリアルワールドでの環境性能を両立しているという。ちなみに安全性能の面でも気になる項目が。新開発のドライバーモニタリングを設定するというのだ。まぶたの開き具合やまばたきの頻度、口や顔の向きなどから「居眠り」を検知し、警告や自動ブレーキとの協調制御などを行う。また、新開発の前側方接近車両検知(FCTA)を設定。新採用のフロントサイドレーダーを活用し、前進時に側方から接近してくる車両を検知してドライバーに警告。見通しの悪いT字路への進入などで起こりやすい衝突事故の回避をサポートしてくれる。さらに、渋滞時でも使える全車速追従クルーズコントロールは、新開発とのこと。CX-5やアテンザとも違うのだろうか? また気になっていたリヤサスペンションだが、かねてからの情報どおり、マルチリンクから新開発のトーションビーム式へ変更。球面形のブッシュ内部構造の採用、サスペンションジオメトリーの新設計などにより、遅れのない素早い伝達とリニアな動きを実現しているという。

●リヤサスをのぞいてみたが、確かにトーションビーム式だった。荷室ものぞいてみたが、ちょっと狭くなっている気もする


●ちなみに……こんな色も設定。ハッチバック専用の新開発「ポリメタルグレーメタリック」だ。金属の硬質感と樹脂特有の滑らかな艶感を融合させ、まったく新しい質感を表現しているという



●インテリアは、おしゃれなレッド内装でコーディネートされていた
 <文=本誌・柿崎 写真=編集部>
■マツダ3(北米仕様車)<>はセダン 主要諸元【寸法mm】全長×全幅×全高:4459×1797×1440<4662×1797×1445> ホイールベース:2725 乗車定員:5人 【トランスミッション】6速AT/6速MT 【諸装置】サスペンション:前ストラット/後トーションビーム ブレーキ:前Vディスク/後ディスク タイヤ:前後215/45R18<205/60R16>
https://driver-web.jp/articles/detail/12501/https://driver-web.jp/articles/detail/12149/

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