2018/09/14 ニュース

2019年春、ついに樹脂製フロント窓が登場!?「GLM」のスポーツEV「トミーカイラZZ」に搭載される!!

EVメーカー「GLM」は2018年9月13日、「帝人」と共同開発している樹脂製のフロントウインドーを搭載したスポーツEV「トミーカイラZZ」を、2019年春に特別仕様として発売すると発表した。 
●樹脂製フロントウインドー搭載車としてナンバーを取得した開発車両
樹脂製フロントウインドーは、「トミーカイラZZ」への採用を念頭に共同開発しており、約2年をかけこのたび「道路運送車両の保安基準(第29条)」を満たす国内認証を取得。2018年7月には自動車登録番号標(ナンバープレート)を取得した。これにより公道での走行が可能となった。 
認証を取得した車体をベースに、2018年内には受注生産体制を整え、「トミーカイラZZ」の特別仕様車として2019年春に販売する予定。GLMによると、樹脂製のフロントウインドーを搭載する市販車はこれまでになく、”世界初”搭載車としての発売を目指している。今回搭載されるフロントウインドーの樹脂は、軽量かつガラスの200倍の耐衝撃性を持つポリカーボネート樹脂(PC樹脂)。その表面に帝人が開発したコーティング剤による特殊加工を施すことで、傷つきやすいPC樹脂の耐摩耗性を強化ガラス並みに高めることに成功。自動車用として適用させた。そのPC樹脂を自動車のフロントウインドー用に縦約700mm、横約1300mmの曲面をもつ一枚板として射出プレス成形。全体の厚みを6mmと均等に保ちながら、窓枠にあたる外側部分を10mm厚にするなど、改良を重ね、窓枠(Aピラー)をなくすことに成功した。 
●上が樹脂製のフロントウインドー、下が従来のガラスとAピラーのもの。軽量化だけでなく今まで以上の開放感が得られる
Aピラーをなくしたことで、搭載するウインドーの重量は11.8kgとなり、従来のガラスと窓枠の組み合わせと比べて6.6kg(約36%)の軽量化が図れたという。これにより電費の向上も期待できる。また、ピラーレスになったことで、これまで以上にオープンカーならではの開放的な視界が楽しめるようになるだろう。 
 トミーカイラZZ(標準仕様)について詳しくはこちら 
GLMTEL:0774-39-8822https://glm.jp/jp/

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