2018/06/27 ニュース

新たな”花冠” カローラに12年ぶりのハッチバックモデル登場! 「カローラ スポーツ」は”つながる”サービスを搭載

トヨタは2018年6月26日、新型5ドアハッチバック「COROLLA SPORT(カローラ スポーツ)」を、全国のトヨタカローラ店で発売した。価格は213万8400〜268万9200円。8月にはインテリジェントマニュアルトランスミッション(iMT)搭載車(6速)の発売を予定している。

”つながる”サービスが充実

「カローラ スポーツ」は、同日発表となった15代目クラウンと同様、車載通信機DCMを全車に標準装備。24時間365日、人とクルマ、クルマと社会がつながることで「安心・安全」や「快適・便利」なサービスをユーザーにとって最適なタイミングで提供する初代コネクティッドカーとして登場した。”カローラ”としては、カローラ ランクス/アレックス(2001〜06年)以来12年ぶりの2ボックスハッチバックで、ネッツ店で販売されていた「オーリス」の事実上の後継モデルである。その実、欧州では2018年3月のジュネーブショーにて初披露。「オーリス」として引き続き販売される。元をたどれば、カローラのハッチバックモデルからの派生(カローラランクス/アレックス→オーリス/ブレイド)であったから、国内では巡り巡って「カローラ」ファミリーに戻ってきたということになる。ちなみに北米ではカローラハッチバックとして3月のニューヨークショーでお披露目された。さて、そんな「カローラ スポーツ」は、その名のとおりスポーティなデザインにこだわり、走りの面でも5大陸、100万kmに及ぶ走行試験を実施。グローバルカーとして、あらゆる環境の下でも「走る喜び」を感じられるクルマに仕上げたという。 

内外装はスポーティ感たっぷり


エクステリアデザインは、TNGA(※)プラットフォームの採用によって、低重心でワイドなフォルムを実現。トレッドを拡大してタイヤを外側に出すなど、ふんばり感のあるスタイルとしている。フロントマスクは、低く抑えたボンネットフードやアッパーグリルから連続する切れ長のヘッドライトによりワイド&ローを強調。サイドからリヤにかけてはダイナミックな造形と躍動感のあるスタイルを表現する。特にリヤまわりは今までにない絞り込みが見せ場。外板パネルを樹脂化して、立体的な造形にこだわったという。
フロントのエンブレムは、車名の頭文字「C」と3つの花冠をモチーフしたシンボリックなエンブレムに一新した。
外板色は新規開発色のオキサイドブロンズメタリックをはじめ、スカーレットメタリック(オプション)、シアンメタリックを含む全8色を設定する。
●ハイブリッドG ZおよびG Zのブラック内装

●ハイブリッドG ZおよびG Zにオプション設定のセンシャルレッド内装。シート表皮は本革+ウルトラスエード
 インテリアデザインは、インパネの厚みを抑えながらワイドな造形とし、開放感を演出。ブラックパネルにシルバー加飾をあしらい統一感のある室内空間としている。インパネ中央には7インチTFTマルチインフォメーションディスプレイを配置する。シートはホールド性を追求した新開発のスポーツシートを採用。 

1.8Lハイブリッドと1.2Lターボの二本立て

パワートレーンは1.8Lエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドと、1.2L直噴ターボを設定。
1.8Lハイブリッドは最高出力72kW(98ps)/5200rpm、最大トルク142Nm(14.5kgm)/3600rpmを発揮。34.2km/L(JC08モード)の燃費性能と走りの楽しさを両立。
1.2L直噴ターボは10速CVTを組み合わせ、変速による操る楽しさと力強い加速感が味わえる。最高出力85kW(116ps)/5200〜5600rpm、最大トルク185Nm(18.9kgm)/1500〜4000回転で、低速域から幅広い回転域で発揮する。 

国内初搭載! 6速iMTもスタンバイ

8月には、1.2Lターボに6速MTモデルも追加予定だ。このMTはドライブモードセレクトで「SPORT」を選択すると、iMT(インテリジェントマニュアルトランスミッション)がスタンバイ状態になり、ドライバーの変速操作を検知すると、コンピューター制御によりエンジン回転数を自動で合わせ(等速シフト)、スムーズな変速をアシストする。素早いクラッチ操作でもショックが少ないため、ワインディングや登降坂路でスポーティな走りを楽しめる。それだけでなく、MT初心者でもストレスなく、より手軽にマニュアル運転を楽しめるのだ。 

走りを支える高剛性ボディと足まわり

ボディは開口部に環状骨格構造を採用し、剛性を高めたことで上質かつ安定感のある走りを実現する。
●フロントサスはストラット

●リヤはダブルウイッシュボーンサス
サスペンションは、フロントがストラット、リヤにダブルウイッシュボーンを採用。新開発のアブソーバーはオイルや構成部品など、約600パターンの組み合わせで行われた走行試験からえりすぐられたセッティングによって、上質な乗り心地と操舵応答性を高次元で両立する。また、リニアソレノイド式AVSをトヨタのFF車として国内初採用(ハイブリッドG ZとG Zにオプション)。路面や走行状況に応じて瞬時に4輪の減衰力を個別に切り替え、あらゆる路面で高級車並みの走りを実現する。最小回転半径は5.1mで、Cセグメントハッチバック車でトップクラスの取りまわしのよさを実現。 

最新の安全装備を搭載


先進安全装備は、夜間の歩行者検知や自転車運転者も検知する第2世代の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を全車に標準装備。全車速追従機能付きレーダークルーズコントロールも設定する。ほかにもハイビームとロービームを自動で切り替える「オートマチックハイビーム(AHB)」や道路標識をカメラで認識し、ディスプレイに表示する「ロードサインアシスト(RSA)」などを設定、安全装備も抜かりない。
●ロードサインアシスト(RSA)は道路上の標識を検知してディスプレイ内に表示
  ※:「いいクルマづくり」の構造改革「Toyota New Global Architecture(TNGA)」 

[バリエーション&価格]

〈1.8L 直4エンジン+モーター・電気式CVT・FF〉

ハイブリッドG Z……268万9200円ハイブリッドG……252万7200円ハイブリッドG X……241万9200円

〈1.2L 直4ターボエンジン・10速CVT・FF〉

G Z……241万9200円G……225万7200円G X……213万8400円

〈1.2L 直4ターボエンジン・6速MT・FF(2018年8月発売予定)〉

G Z……238万6800円G……222万4800円G X……210万6000円

〈1.2L 直4ターボエンジン・10速CVT・4WD〉

G Z……261万3600円G……245万1600円G X……233万2800円

  
カローラ スポーツの詳しい情報はこちら 
トヨタhttps://toyota.jp 

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