2018/06/07 ニュース

ホンダ、ついに日本の空へ!小型ビジネスジェット機「HondaJet Elite」の日本での受注を開始!

ホンダの航空機事業子会社のホンダ エアクラフト カンパニー(Honda Aircraft Company、以下HACI)は2018年6月6日、小型ビジネスジェット機「HondaJet」の日本での受注を開始した。創業者である本田宗一郎氏が、創業当時から夢見た”空を自由に移動できるモビリティ”の日本での販売がついに実現したのだ。2018年5月に国土交通省 航空局に機体の型式証明申請を行っていて、2019年前半の納入を目指している。日本で販売されるのは、HondaJetの性能をさらに向上させた最新型の「HondaJet  Elite(エリート)」。従来型に対して航続距離を2661kmと約17%(396km)向上(従来型は2265km)させたほか、エンジンノイズを低減する新インレット構造の採用による静粛性能向上、アビオニクス(航空機用電子機器)システムや安全性制御をさらに進化させたモデルだ。丸紅エアロスペースが「HondaJet Japan」ディーラーとなり、販売のほか、整備や機体の運用サポートなどの各種サービスを行う。気になる価格は、米国価格で525万ドル(約5億7700万円)を予定(仕様変更などにより変動することもある)。ちなみに従来モデルは490万ドルで海外では併売される。日本では、航続距離が伸びたことでランニングコストの面で有利だったり、より静粛性を高め、高性能な内装を装備した「エリート」のみ型式申請を行い、従来機の導入予定はないそうだ。国内では80カ所以上の空港が利用可能なほか、羽田や成田から中国の上海や韓国などへノンストップで飛べる性能を有しているので、HondaJetの利便性は高い。クルマやバイク、農耕機や船外機などのパワープロダクツだけでなく、「HondaJet Elite」を手に入れれば「陸・海・空」をホンダで制覇できる。そんな夢のような生活も実現可能だ。 
●従来型に比べ、アビオニクスシステムの進化による離着陸時および飛行時の安定性や安全性強化などが図られている

●2トーンの革製エグゼクティブシートの採用や、ベルト付き化粧室シート、新デザインギャレー(厨房)を搭載。航空業界初のスピーカーレス室内音響システムBongiovi(ボンジョヴィ)オーディオシステムをオプション設定するなど快適性を向上させた
 

[HondaJet Elite諸元]

【機体サイズ】全高4.54m×全長12.99m×翼幅12.12m 室内高1.47m×室内長5.43m×全幅1.52m 【定員】標準仕様:乗員1人+乗客5人(オプション:乗員1人+乗客6人) 荷室容量:ノーズ部分荷室約254.9L/後方荷室約1614L 【性能】エンジン:GE Honda エアロエンジンズ製 HF120 最大巡航速度:782km/h(高度3万フィート〈9144m〉時) 最大巡航高度:約1万3106m 与圧:約0.59気圧 航続距離(*1):2661km 上昇率:約1250m/分 離陸距離(*2):1219m以下 着陸距離:930m以下 *1:NBAA IFR Range 乗員1人+乗客3人で100ノーティカルメートル先の代替着陸地までの飛行+巡航高度4万3000フィート(約13.1064km)で45分間の飛行余地を残した条件*2:高度35フィート(10.668m)まで上昇するのに必要な距離+係数15% 
ホンダhttp://www.honda.co.jpホンダジェットhttp://www.honda.co.jp/jet/  https://driver-web.jp/articles/detail/6885/

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