2018/06/04 ニュース

ここまでするか!ホンダの超新生「N-VAN」はただの軽バンではないのだよ!! 

ホンダは2018年夏に登場する新型軽貨物車「N-VAN(Nバン)」について、発売を前に先行情報を公開。4月20日のシルエットとフラットな室内空間の画像公開に続き、ついにデザインそしてラインアップなどがわかった。
Nバンは、働く人の声を取り入れ、使いやすさを追求した軽バンとして、助手席側のBピラーを廃した構造「ダブルビッグ大開口」を採用。助手席側から荷室へのアクセスを大きく向上させている。テールゲートだけでなく、ダブルビック大開口を活用することで、荷物の積み降ろし効率は格段に向上するはず。さらに後席だけでなく、助手席もダイブダウン格納し、2635mmの最大スペース長を実現。長尺ものの積載を可能としている。ホンダお得意の低床パッケージを踏襲するので、ダイブダウン格納したシートからの荷室高は、ハイルーフ仕様で1365mmもある。荷室幅は1390mmとなっており、スクエアなパッケージングで、荷物の有効積み込みスペースも十分。長らく活躍したアクティバンをも超えるスペース効率を実現しているのだ。荷室床面の地上高は525mmだから、荷物の積み降ろしもラクラクだ。
 さて、そんな自在な荷室アレンジを手に入れたNバン。さまざまな働き方にあわせて柔軟に対応するインテリアも見逃せない。インパネには、小物などを収納しやすいようスクエア形状に区切られた収納スペースをいくつも配置している。オプションも豊富に用意されるようで、業種や働き方にあわせたさまざまなアイテムを組み合わせて自分仕様にアレンジできるはず。
●Gホンダセンシングのインパネ
 

ホビーやレジャーにも使える仕様を用意

Nバンはビジネスユースとして、ハイルーフ仕様のGとLグレードを用意。それだけでなく、ホビーユースやレジャーにも使えるグレードも用意。同じくハイルーフ仕様で、”丸目”でキュートなフルLEDヘッドライトを採用した「+STYLE FUN」とロールーフでスタイリッシュなたたずまいの「+STYLE COOL」と2つのスタイルがある。バモスとバモスホビオのいいとこ取り的な仕様だ。
●+STYLE FUN ホンダセンシング(プレミアムピンクパール)

●+STYLE COOL ターボ ホンダセンシング(プレミアムベルベットパープルパール)
 走りの面ではどうだろう。660ccエンジンには自然吸気とより力強い走りを求める人に向けたターボ(GとLは未設定)をラインアップ。トランスミッションは新たにCVTを設定し、静粛性やスムーズな走りを実現するとともに、省燃費性も期待できる。そして、NA車には6速のMTを用意し、ダイレクトな操作感が味わえるのも興味深いところだ。何よりもうれしいのが、全車に先進安全装備「ホンダセンシング」を標準装備していること。軽バンだからといって安全を犠牲にしないホンダの心意気は大いに評価したい。が、ホンダセンシング非装着車も用意しているのは大人の事情か……。
●ホンダセンシングは全車に標準装備
 各グレードのおもな装備の差は以下のとおり
●G ホンダセンシング(タフタホワイトⅡ)
基本をしっかり押さえたG ホンダセンシングは、ホンダセンシング、AM/FMチューナー、運転席&助手席エアバッグ、マルチリフレクターハロゲンヘッドライト(マニュアルレベリング機構付き)、ダイブダウン機構付き助手席&リヤシート、フルオートエアコンを装備する。これに電動格納式リモコンカラードドアミラーが付き、ナビ装着用スペシャルパッケージをオプション設定するなど、快適性をプラスしたのが、L ホンダセンシング。ホビーユースやレジャー向けの「+STYLE」は、USBオーディオ(AM/FMチューナー付き)/AUXジャックやスマートキーが付く。ロールーフの「COOL」はマルチリフレクターハロゲンライト仕様で、オートライトコントロール機能が付加される。「FUN」はフルLEDヘッドライト(プロジェクタータイプ)となる。こちらはオートレベリングとオートライトコントロール機能付きだ。「+STYLE」はボディカラーが豊富なのもトピック。「COOL」は専用色のプレミアムベルベットパープルパール、「FUN」は同じく専用色のプレミアムイエローパールⅡを用意するほか、どちらも共通の6色を合わせた全7色展開と、乗用モデルと変わらない彩り豊かなカラーをそろえる。ちなみにGとLはタフタホワイトⅡとルなシルバーメタリックの2色展開だ。 

軽バンの敷居は高くない!?

正直、軽バンだけじゃなく、乗用モデルもあっていいのではないか? と思うくらいの出来栄えと感じるのだが、いかがだろう? 軽バン=4ナンバーの軽貨物車であることが、何となく購入検討のネックになってしまうなんて人もいるハズ。でも、4ナンバー軽貨物車は5ナンバー軽自動車と比べて自動車税の負担が軽減される。初回の車検は4ナンバーの普通乗用車と同じに2年ながら、2回目以降は普通車と同じ2年だから(4ナンバー普通貨物車の1年ごと)、わずらわしさは思うほどないハズ。大きく進化した軽バン「Nバン」の正式発表が待ちきれない!! でしょ? N-VANの詳しい情報はこちら 
ホンダhttp://www.honda.co.jp/

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