2018/06/04 ニュース

スズキ、インドでも2000万台達成!

日本市場では、バレーノがインド生産車

スズキは2018年6月4日、インドでの四輪車生産が累計で2000万台を達成したと発表した。1983年の12月に「マルチ800」から始まった、スズキのインドでの自動車生産。開始から34年と5カ月での達成となり、日本についでの2カ国目となった。ちなみに、日本での2000万台達成は2010年の1月。45年9カ月かかった日本での記録を大幅に短縮した、今回の記録達成だった。
photo by Kazuhisa Sawada ●バレーノは日本でのラインアップ中、唯一のインド生産車。走行性能の評価が高いコンパクトカーだ
インドで生産されている車種はアルトが一番多く、その数は約317万台。ただ、こちらは日本の660cc仕様ではなく800&1000cc仕様だ。ほかに日本国内で売られている車種ではスイフトやワゴンR、バレーノなども生産されていて、バレーノに限ってはインド生産品を日本にも輸入している。そのバレーノは、スイフトとプラットフォームを共有するが、車体がスイフトよりもワイドなこともあり走行性能には定評がある。インドでもプレミアムカーとして人気の車種だ。日本での1Lターボはデビュー当初こそハイオク仕様だったが、この5月にはレギュラーガソリン仕様になったばかり。スイフトがあるせいで目立ちはしないが、隠れた名車だ。ヨーロッパのラリーでは、今でも人気のスズキ車。イタリアのスズキ車ワンメイククラスには、スイフトに混じってバレーノが走っているときもあったが、このラリー仕様のカラーリングがなかなかカッコよかったりする。グローバルで販売される、インドで作られた隠れた名車。走りにこだわるユーザーにオススメしたい1台だ。
photo by Keigo Yamamoto ●2016年のローマラリーにR1Aクラスで出場したバレーノ。かつてイエローブレット(黄色い弾丸)として欧州を席巻したイグニス(スイフト)S1600のイメージは根強く、バレーノもイエローにペイントされていた



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