2024/09/11 新車

フィアットに新種発見!? 600eとは何者か

●まん丸お目々がチャームポイント

2024年9月10日、フィアットは新型電気自動車の「600e(セイチェントイー)」を東京都内で発表した。



フィアットブランドとしては1年半ぶりのニューモデルとなる600eは、初代「600」や「500e」からインスピレーションを受けた、かわいらしいデザインが最大の特徴になる。

ボディサイズは全長4200mm✕全幅1780mm✕全高1595mm。ホイールベースは2560mmで、Bセグメントに属する小型のクロスオーバーモデルだ。







エクステリアは500や500eに通ずる丸みのあるフォルムに半目(!?)のLEDライトを装備。随所にあしらったグロスブラックのアクセントや、ブラック×ダイヤモンドカットの18インチアルミホイールにより精かんさを際立たせている。


●タイヤサイズは215/55R18。グッドイヤーの「エフィシェントグリップ パフォーマンス 2」を装着していた

インテリアはアイボリーカラーを基調とし、丸形のメータークラスター、2本スポークのステアリングなど初代「600」をほうふつとさせるデザイン。シートにはアイボリーカラーのエコレザー(リサイクル革)を使用し、フィアットロゴのエンボス加工が施されるほか、ターコイズブルーのステッチがアクセントになっている。


●メーターはデジタル式で、大型センターディスプレイの先進感と、レトロな雰囲気が絶妙に融合したインパネまわり


●シフトレバーに代えてインパネ中央下にドライブセレクトスイッチが配置される




●後席は大柄な人だと足元に少し余裕がないが、頭上のスペースは確保されている

また、ラゲッジスペースは通常時360Lの容量を備え、後席を格納すると最大1231Lに拡張できる。





パワートレーンは、54kWhのリチウムイオンバッテリーで前輪をモーターで駆動する(FWD)。最高出力156馬力/最大トルク27.5kgmを発揮。
一充電航続距離はWLTCモードで493km。普通&急速充電に対応している。



さらに、安全性や快適性を高める4つの支援機能をフィアットブランドとして初採用する。

・レーンポジションアシスト
 任意の走行レーンを設定し、ステアリングを握ることでその位置を維持する機能。

・アクティブランバーサポート
 運転席にマッサージ機能を搭載。ドライバーの疲労軽減に寄与する。

・ハンズフリーパワーリフトゲート
 リヤバンパー付近に足を入れるとリヤハッチが自動で開く。両手が荷物でふさがってるときに重宝する。

・キーレスエントリー(近接センサー付き)
 車両周囲1mから遠ざかると自動施錠、車両周囲3m以内に接近すると自動で解錠するシステム。クルマの乗り降りをスムーズにする。

それ以外にも衝突被害軽減ブレーキ(歩行者検知機能付き)、アダプティブクルーズコントロール、レーンキーピングアシスト、ブラインドスポットモニター、360度パーキングセンサーなど、ひととおりの先進安全装備が備わる。

価格はモノグレードで585万円。
なお、発表会場では2025年に「600e」のマイルドハイブリッド版もデビューするとのアナウンスが。

生産を終了してしまった「500」のような、みんなに愛されるモデルとなれるか要注目である。




●ボディカラーはスカイブルー、サンセットオレンジ、ホワイト(写真)の3色を用意

ドライバーWeb編集部

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