2024/06/14 カー用品 PR

【JAOS × Jeep】「日本のJeepには日本のジャオス」国産パーツメーカーの雄がJeepを手がけたワケ

1985年に創業したJAOS(ジャオス)は、海外製の4WDパーツが幅を利かせていた時代に日本国内での使用環境に合った製品をリリース。RVブームを後押しした国産パーツメーカーのそんなジャオスがJeep用のパーツを手がけるようになったきっかけとは?




JAOS(ジャオス)。2025年には創業40周年を迎える同社は4WD&SUVパーツを開発・製造するブランドとして広く認知され、アフターマーケットのみならず、自動車メーカーや正規ディーラーのOEMも手がける業界のフロントランナーとして現在も躍進を続けている。

国産車から輸入車まで幅広いラインアップを誇っているジャオスだが、意外にもアメリカン4×4の代名詞的存在であるJeepを本格的に手がけるようになったのは最近であり、JKラングラーから。当時のことを代表の赤星大二郎氏はこう述懐する。

「プライベートではJKのひとつ前のTJのソフトトップに乗っていました。ただ、当時は『アメ車にはUSパーツ』という流れがスタンダードであったので、国産車用パーツの取り扱いが主であったわれわれからJeep用パーツをリリースするという考え方には至りませんでした。そんな状況なので輸入車の市場規模もあまり大きくなく、あくまでも私自身の遊び道具としてTJを楽しんでいました」

こうした風潮に変化が生じたのがラングラーの3世代目として2007年に登場したJK型。初の4ドアモデル、アンリミテッドがラインアップに加わったのだ。

「それまで2ドアしかなく敷居の高かったラングラーがJKで4枚ドアも選べるようになり、従来は考えられなかったユーザー、例えばアルファードやエスティマなどのミニバンから乗り替えるファミリーが増えているという情報を旧知の間柄であるタイガーオートの山中哲治代表から耳にしました」

至れり尽くせりの国産車になじんだユーザーは、カスタマイズにも同じことを求めてくる。

「当時の輸入パーツは、流動的な納期やわかりづらい英語表記のみのマニュアル、そして現車合わせで加工必須な取り付けなど、プロショップならまだしもディーラーが取り扱うにはなかなかハードルの高い状況でした。こうした現状を鑑みて、タイガーオートの山中代表が『国産車で培ったジャオスの強みが輸入車でも生かせるのではないか』と提案したのが、JKラングラーのパーツを手がけるきっかけになりました」

ジャオスの強みとは、納期がハッキリしていて、誰にもわかりやすい取扱説明書が添付されていて、ボルトオンで装着できるように製品精度とクオリティを極めていること。

「これらに加え『車検対応』であることを強く訴求すれば日本のJKユーザーに受け入れられるのでは!? と山中代表から提案されて、JKのパーツ開発に取り組みました」

かくして「日本のJeepには日本のジャオス」のキャッチコピーをひっさげて、JKラングラーのユーザーに広く受け入れられた。

現行JLへのモデルチェンジではさらなる積極策に打って出る。

「17年11月のLAオートショーでJLがワールドプレミアになるという情報を得て、山中代表と2人で現地まで足を運びました。アンベールしたJLは質感もメカニズムもJKから大幅に進化していて『日本でもヒットする』と確信しました。まだ国内で正規販売される時期が定まっておらず、弊社とタイガーオートで左ハンドルのUS仕様を2台輸入して、いち早くパーツ開発に着手しました」

JLに関してはこの北米仕様を含めて2Lターボ、3.6 L V6と3台のデモカーを擁して、足まわりから吸排気、内外装のドレスアップパーツまで幅広いラインアップを構築する。国内でのブランドイメージを確立したジャオスが新たに挑むのがグローバル市場での展開だ。

チームジャオスを結成し、アジアクロスカントリーラリーに参戦、さらに昨年からは過酷なデザートレース、BAJA(バハ)1000にレクサスLX600で挑み、過酷なフィールドで得た知見をパーツ開発に惜しみなく注いでいく。


ジャオス代表取締役
赤星大二郎さん

●1997年にジャオスに入社し、豊富な海外経験を生かして海外事業の拡大に努める。2003年に専務取締役、08年から代表取締役に就任。チームジャオスのチーム監督も務める




現車合わせのアメリカ製パーツではなく
  ボルトオンで装着できる日本製パーツへ


●フロントスポーツカウルと同時装着することで、四駆らしいタフネスさが際立つスキッドプレート。長期間安心して使えるタフネス仕様


●BAJA1000をともに戦うKYBのダンパーと、ニッパツのチタン配合スプリングを組み合わせたBATTLEZリフトアップセットMS


●新騒音規制をクリアした認定機関発行の証明プレートが備わる車検対応のBATTLEZマフラーZS-4。2L用と3.6L用を設定


●ドアハンドル部のひっかき傷や汚れを防ぐドアハンドルプロテクターカーボン調。機能とビジュアルを両立する一石二鳥のアイテム



〈文=湯目由明 写真=山内潤也〉

■問い合わせ先
ジャオス
TEL:0279-20-5511
https://www.jaos.co.jp

ドライバーWeb編集部

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