2023/03/20 カー用品

JAOS × Jeep。見た目はタフだけど中身は優しい!カスタムJLで出かけた女子2人旅

高いオフロード性能を備えたJeep。なかでもラングラーは絶大な悪路走破性を誇る。それゆえに、オンロードではゴツゴツした乗り心地で……。というイメージを覆したのが、ジャオスだ。そんなジャオスのカスタムラングラーで女子2人が小旅行に出かけた。

JAOS_Jeep

進化と伝統が同居する
 
ランクル、ジムニー、ゲレンデ、ディフェンダー。いずれも並みのSUVとは一線を画す本格オフローダーで、かつてなら「男の乗り物」なんて時代錯誤なタイトルを付けそうなところだが、今はジェンダーレスの時代。悪路走破性の高さは流行りのキャンプやアウトドアでのアクティビティとも相性がよく、老若男女を問わず人気だ。
 
老舗のオフローダーといえば1941年に登場したミリタリーモデル、ウィリスMBの系譜を受け継ぐJeep「ラングラー」も忘れてはならない。現行型のJLはラングラーの4代目で、燃費性能を高める8速ATの搭載、先代JKより最小回転半径が小さく(JK:7.1m、JL:6.2m)なったことによる取りまわしのよさ、先行車との車間距離を保ちながら速度を自動調節し、高速クルージングを楽にするアダプティブ・クルーズコントロールの採用などでユーザーフレンドリーになった。
 
とはいえ、プラットフォームは伝統のフレームにセーフティケージを組み合わせた頑丈な作りで、ゲレンデやディフェンダーが独立懸架式サスペンションを採用するのに対し、ラングラーは頑なにリジッドアクスル式を堅持している。
 
左右輪を車軸でつなぐリジッドサスの利点は、構造がシンプルで耐久性が高く、オフロード走行でアライメントや最低地上高の変化が少なく悪路走破性に優れること。
 
時代やニーズの変化に合わせて「変わるもの」と、オフロードを安心して走れるという使命を忘れずに「守り続けるもの」が同居するのがラングラーの魅力でもある。
 
パワースポットを巡る
 
伝統と革新がクロスオーバーしたラングラーで巡るのは、日本建国・武道の神様である「武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)」を御祭神とする、神武天皇元年(紀元前660年)創建の由緒ある神社、鹿島神宮の周辺と、江戸時代に利根川から江戸を結ぶ水運が開かれ、北総の小江戸と呼ばれた面影を今に伝える佐原の町並み。
 
旅人はファッションモデルの葉月 蓮さんと、レースクイーンやイベントMCとして活躍する瀬谷ひかるさん。2人がドライブするのは、清潔感のあるブライトホワイトC/Cのボディカラーをまとったラングラー アンリミテッドサハラ2.0L。4WD&SUVパーツを中心に開発・製造を行うグローバルカンパニー、JAOS(ジャオス)のアイテムで、内外装のドレスアップと、足まわりと吸排気系をカスタマイズしている。
 
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ドライブが快適になる
 
「ラングラーって、もっとゴツゴツとした乗り心地だと思っていたけど、これは快適ですね」と、鹿島神宮までハンドルを握った葉月さんから笑みがこぼれる。ジャオスのキャッチコピーは「日本のJeepには日本のジャオス」。前述のとおり、ラングラーのサスペンションは前後ともコイルリジッドで悪路走破性や頑丈さでは他の追従を許さないものの、オンロードでは時として「硬い」「突き上げがキツイ」と感じるのも事実だ。
 
純正サスを数多く手がけるKYBの高圧ガス式モノチューブダンパーと、「柔らかいけどコシがある」という特性を持つチタン配合材を使った約40mmアップのコイルスプリングを組み合わせた「BATTLEZリフトアップセットMS」は、独立懸架に近い優しい乗り心地と、コーナリングで確かな手応えを感じられる操舵フィールを目指したジャオスの自信作だ。
 
日本の風土に溶け込む
 
アフターマーケットのみならず、自動車メーカーやディーラーへのOEMも手がけるジャオス製品の魅力は、品質の高さと法令遵守の確かなモノづくりだ。例えばマフラー。JLはトランスミッションが8速に多段化されたことで加速時にキックダウンの頻度が高まり、エンジン回転数の上昇に比例して音量も大きくなるので、特に2Lターボエンジン車用の音量を規制値に収めるのに苦労したが、開発に時間を費やし、納得のゆく音質と性能のマフラーを作り上げた。
 
凛とした空気が漂う早朝の鹿島神宮の大鳥居へと続く参道や、築100年を超える日本家屋が軒を連ねる佐原の町並みに溶け込むジャオス仕様のラングラー。ワイルドな本格4×4の香りを残しながらも、日本人の視点で程よく上品にコーディネートした「盛り過ぎない」スタイリングの成せる業だ。
 

日本初の日本地図を作った伊能忠敬ゆかりの地!
 
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●水運で「江戸優り(えどまさり)」と称されるほど栄えた佐原。平成8年に関東で初めて重要伝統的建造物群保存地区に選定された
 
 
日本の町並みに溶け込むジャオス仕立てのラングラー
 
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●かつて利根川から江戸を結ぶ水運で栄えた小野川沿いに、歴史的建物が立ち並ぶ「佐原の町並み」と、ジャオスのラングラーが調和
 
 
お気に入りの場所では気ままな自転車旅に変身!
 
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●鹿島神宮から少し離れた霞ヶ浦にそびえ建つ日本最大級の水上鳥居「西の一之鳥居」をバックに、電動アシストで軽快に駆け抜ける
 
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●自転車×クルマの「シックスホイールドライブ」を楽しんだ葉月さんと瀬谷さん。ラングラーとPSA1が旅のフィールドを広げる
 
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今回使用した自転車

JAOS_Jeep 
BESV
PSA1
価格:22万4400円〜
 
●軽量アルミフレームを採用したエントリーモデルながら、10.5Ahの高性能リチウムイオンバッテリーを搭載し、フル充電で90kmの巡航が可能。洗練されたデザインも魅力的
 
BESV JAPAN(ベスビー ジャパン)
https://besv.jp/
 

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〈文=湯目由明 写真=山内潤也 モデル=葉月 蓮/瀬谷ひかる〉
 
撮影協力=BESV JAPAN

■問い合わせ先
ジャオス
TEL:0279-20-5511
https://www.jaos.co.jp

ドライバーWeb編集部

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