2024/06/10 カー用品 PR

【TripTop × Jeep】車中泊を超えた「車上泊」で、旅のスタイルがさらに広がる

ハイクオリティな純国産ポップアップルーフキットとして大好評のトリップトップにJLラングラー用が登場。ユーザーの立場に立った使い勝手や信頼性、そしてスタイリングの美しさをこれまで以上に追求した傑作だ。


設営と撤収が面倒なテント泊に代わる就寝スペースとして人気のルーフトップテント。だが、ラングラーアンリミテッドに装着する場合、JK/JLともに着脱可能なフリーダムトップがネックに。

ルーフ端にあるレインガーター(雨どい)にフットとベースキャリヤを装着して、その上に重量物のルーフトップテントを載せるのはNGで、車内側の補強やアウターロールケージを使う必要がある。

こうした問題を解決するのが、クルマと一体化したルーフを持ち上げると折り畳まれたテントが展開するポップアップルーフ。ミニバンや1ボックス車をベースにしたキャンピングカーではよく見られる架装形態だが、通常はルーフの一部をカットするなど車体側への加工が必要。だが、車体への穴開けや切断がいっさい不要で無加工の取り付けを実現したのが、ポップアップルーフキット「TripTop(トリップトップ)」だ。

第一弾としてJK用を受注生産販売し、ブラッシュアップを重ね待望のJL用が登場。従来モデルとの大きな違いは、JK用がルーフトップとテント、ベースが一体構造だったのに対し、JL用はルーフトップ、テントユニット、ベースがそれぞれ独立した3ピース構造を採用。理由はパーツごとに全国発送でき、テント生地が劣化しても容易に交換できるから。

これにより、従来はラングラーとトリップトップのフィッティングを専用工場で行っていたが、全国のトリップトップ正規販売店で取り付けられるようになった。また、作業時間も大幅に短縮できるようテントユニットをあらかじめ工場で組み付けてから出荷する。

さらに、JL用はルーフを閉じた際のシルエットの美しさと薄さにもこだわった。テントとマットをルーフトップとベースの間に挟み込んで厚みを抑えるのは至難の技だが、CGで検証しながら何度も試作を重ね、スクエアなJKに比べて丸みを帯びたJLのルーフ形状にぴったりフィットし、高さを抑えることに成功。ちなみにルーフトップとベースの材質はFRPで、軽さと精度の高さ、強度を求めて航空機のパーツ成形を手がけるサプライヤーと共同開発した。

トリップトップの魅力はボディとの一体感。ルーフトップテントはフットとベースキャリヤを介すので高さが増し、後付け感は否めないが、トリップトップはルーフを閉じれば全高2m以下に抑えられ、立体駐車場に乗り入れられる。

しかも、テントへは車内側の開口部(フロント側のフリーダムトップパネル2枚を外してある)からアクセスできるので、夜間や雨天時でもストレスにならない。ルーフトップテントだとラダーを使って車外から昇降する必要がある。

ルーフアップ時の見栄えにもこだわりが。ルーフトップのシェイプラインはJeepのアイコンである7スロットをかたどっている。

ふだん使いと開放感にあふれた「車上泊」を両立するトリップトップで、フリーダムトップのその先にある「自由な世界」が広がる。


■使い勝手や信頼性の高さはもちろん
見た目の美しさにも徹底的にこだわる


●JKに比べルーフサイドの丸みが増したJL。新生トリップトップは厚みを抑え車両との一体感、シルエットの美しさにこだわった


●ルーフアップ時の全高は約3m(ノーマル車高の場合)。撮影車は40mmアップのジャオスBATTLEZリフトアップセットMSを装着

ロフトルーム感覚でアウトドアが楽しめる

│オープン状態│

●テントをフルオープンにした状態。前面と左右が大きく開き、開放感あふれるロフトルームの感覚で花火観賞や星空観測ができる

│クローズ状態│

●オープン、メッシュ、クローズの3通りに展開できるテント。防水・防汚・遮熱に優れる店舗用オーニングテント生地を使っている


●着脱可能なフリーダムトップの構造を生かして、ボディ側無加工でのルーフ架装を実現。テント内寸は長さ2100mm×1150mm、就寝2人


●テントはルーフトップとベースからファスナーの開閉で分離・着脱できる構造とした。万一テントが破れたり劣化しても交換できる


●写真のベッドマットはプロトタイプ。ルーフトップとベースの間に挟み込んで収納するために、厚みを抑えながら寝心地も追求する


●テントへのアクセス口はフリーダムトップのフロント側のパネル2枚を外した部分。雨天でもぬれずに車内からテントに移動できる

ラングラーに合わせたルーフトップのデザイン

●ルーフアップ時の見栄えにもこだわった。Jeep伝統の7スロットグリルをリスペクトした7本のシェイプラインが刻まれている


●ルーフトップはパンタ式ヒンジとガスダンパーの作用でスムーズに開閉できる。この部分はテントユニットとして工場で組み付け済み


●ラングラーにもともと備わるレインガーター(雨どい)の機能を生かしながら、効率よく水が流れるようにルーフの形状を工夫した



〈文=湯目由明 写真=山内潤也〉

■問い合わせ先
RVランド・コンセプト
TEL:04-7157-7077
https://triptop.earth/

ドライバーWeb編集部

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