2023/11/10 ニュース

ダイハツ、ミラトコットの生産終了を発表。約5年で7万2000台を販売

女性を意識した低全高系のモデル

ダイハツは2023年11月9日、軽自動車「ミラトコット」を12月上旬で生産終了すると発表した。

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ミラトコットはミラココアの実質的な後継車として2018年6月に発売。女性や初めてクルマを購入する若年層をターゲットに、ダイハツの女性社員7人が企画・コンセプトから検討・提案を行った。キーワードは「エフォートレス(気楽な)」で、ファッション関連では「肩肘張らず気取らないスタイル」を指す言葉としても用いられる。“女性といえばこれだろう”といった型にはめたカワイさではなく、無理なく、不安なく、自然体でいられるクルマを目指した。過度な女性らしさが感じられないユニセックスでシンプルなデザインが特徴だった。



ネーミングはTo Character(自分らしさ)、To Comfortableness(安心・安全・快適・運転しやすさ)、To Convenience(便利・使いやすさ)の3つのワードの頭文字から着想を得たもので、ユニークな反復配列としている。


位置付け的にはスズキ アルトラパンの対抗馬だが、カワイさを全面に押し出したラパンとは違った方向から攻めたモデルだったが、ターゲット層の心に今ひとつ響かず生産終了を迎えてしまった。2018年6月の発売から2023年10月末までの販売台数(届出台数)は約7万2000台だった。発売以降、何度か一部改良を実施したものの、外観の目立った改良はなかった。ダイハツの女性を意識した低全高系のモデルはこのまま途絶えてしまうのだろうか。

〈文=ドライバーWeb編集部〉

ドライバーWeb編集部

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