2022/06/27 コラム

わずか4日で受注終了…コペン20周年特別仕様車が、アイボリーの本革シートを選んだ理由

●月に400台程度の販売台数だったコペンが!

ダイハツは、年6月20日に先行受注を開始したコペン20周年記念特別仕様車「コペン20thアニバーサリーエディション」について、6月24日に受注台数が1000台に到達したことを発表した。

ダイハツのディーラーによると6月23日(木)までは枠に空きがありオーダーできたが、6月24日(金)朝にメーカーから受注終了の連絡があったという。実際には6月19日の発表前に600台程度の事前受注があったようで、4日間で残りの400台程度が埋まった形である。

さて、その20周年記念特別仕様車は、コペン20周年の節目を迎えるにあたり、約2年前から企画を開始したという。初代は丸目のヘッドライトがデザインアイコンだったため、初代をモチーフにした2代目のセロが特別仕様車のベースに選ばれた。リヤには初代のロゴと同じデザインのCopenエンブレムを採用している。

【画像】コペン20周年特別仕様車はヘッドライトも特別!

そのほか、特別仕様車のこだわりについて、ダイハツ営業CS本部 国内商品企画部の殿村裕一氏は次のように語っている。

「特別仕様車はCopenのエンブレムとともにダイハツのDマークも復刻させましたが、本革シートについても初代のアイボリーホワイト(2009年9月発売の特別仕様車アルティメットレザーエディション)を復刻させました。色も素材も初代と一緒です。例えば初代に乗るお客様が、長くなじんだ革張りシートからすっと乗り替えていただけるように同じものにしました。2代目としては初めての本革シートだったので、象徴的なアイボリーにしました。これが好評だったら(今後は)色を増やしてもいいかなと思っています。

初代の本革シートには赤や黒、タンもありましたが、アイボリーは(コペンとして)象徴的だったのと、オープンカーですので、ルーフを閉じたときと開いた時の色が光によって表情が変わる。その変わり方が一番わかるのがアイボリーでしたので選択しました。2代目の最初の本革シートはまずはアイボリーにしようと。日本の四季の太陽によって、その季節ごとに色が変わる。そういった見た目の変化も楽しめます。

また、ヘッドライトも通常のセロとは違い、構造的には一緒ですが、黒の差し色を入れています。オートサロンではコペンの出展車両でブラックアウトしたモデルがあり、お客様から好評でした。そのため2021年のバーチャルオートサロン2021の出展車両「コペンスパイダーVer.」では、ヘッドライトを黒くしてお客様から支持をいただきました。こうしたアイデアを今回の特別仕様車に取り入れています」

〈文=ドライバーWeb編集部〉

ドライバーWeb編集部

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