2022/07/08 カー用品

【品質には絶対の自信!】セルスターの3カメラ式ドライブレコーダーが安心性能にこだわる理由

昨今ドライブレコーダーで注目されるのは、多くのカメラを搭載したモデル。各社がしのぎを削るなか、セルスターは本体に背中合わせにカメラを搭載し360度を記録するユニークなモデルを展開。しかも+1カメラとさらなる進化を遂げた。


レーダー探知機分野で高い実績を誇るセルスター。近年ではドライブレコーダー市場でも抜群の知名度を誇る、まさに“二足のわらじ”を履きこなすカーエレクトロニクスメーカーだ。次々と新製品を送り出す技術力とそれらの製品の強みを探った。

“日本製”の安心感

「まずは弊社のこだわりとしては、日本製であるということです。企画・開発・製造を一貫して国内で行うことが強みとなっています。何よりも品質を重視した製品づくりを第一に考え製造しています」
とは、ドライブレコーダー開発に携わる技術部 副部長の渋谷さん。

CELLSTAR
セルスター工業  技術部 副部長 渋谷勇治さん

そもそもレーダー探知機の老舗として抜群の知名度を誇るセルスターが、なぜドライブレコーダーに参入したのだろう。

「レーダー探知機には一定の需要があります。ただそれは、右肩上がりに需要が高まっていくというような製品ではありません。そこで、弊社が培ってきたレーダー探知機の知見や技術を生かせるものは何かと模索していました。そんなときにドライブレコーダーの存在がありました。当時はまだ認知度も低かったのですが、カーエレクトロニクスの領域であるドライブレコーダーは、技術的にも弊社の持つノウハウを生かせる親和性の高いものであったため、参入することになりました」

それが2013年のこと。当初はなかなか認知度が上がらなかったが、あおり運転による死亡事故の報道があった2017年ごろからドライブレコーダーへの注目度が一気に高まり、情勢は変化。需要の高まりとともに、新たな技術を取り入れ製品バリエーションを増やしていった。

現在は、フロントのみの撮影に特化した1カメラモデルをはじめ、前方に加え後方もしくは車内を記録できる別体式カメラをセットにした2カメラ式や、180度の超広角レンズを2つ本体に背中合わせに搭載して360度の映像を記録するユニークな2カメラモデルを販売する。

ゆがみを抑えた360度記録

最新モデルとなるCS-361FHTは、360度に加えリヤを記録できる3カメラ式を採用した。“後方記録用のカメラがあるといい”という声も多く、それに応えた形だ。

「万が一の事故の際に死角のない映像を残したいと考えている方や、運転に不慣れな方に安心感を持ってもらえる製品です」
とドライブレコーダー開発を担当する伊藤さん。

CELLSTAR
セルスター工業 技術部 電気設計課 次長 伊藤健一さん

CS-361FHTは、本体の360度カメラで前方からの衝突事故だけでなく側方からの衝突の様子まで収められるのが特徴。さらに別体式のリヤカメラを備えることで、後方からの衝突やあおり運転の様子をしっかりと捉えられるようになり、死角の少ない映像記録を可能にした。

「360度カメラの強みは、横からの割り込みの様子や駐車モード(駐車監視)で当て逃げなど、今まで撮れていなかった所にも対応することです。またカメラを前方と車内側に背中合わせに向けて搭載することで、しっかりと撮れていてほしいエリアを湾曲のないレンズ中心で捉えられます。はっきりとした映像をゆがみも少なく記録できるのです。

本体に内蔵の2つの超広角レンズは同じものを使用しています。イメージセンサーは、別体式カメラを含めて暗い所でも明るく撮れるSTARVIS技術搭載のCMOSセンサーを採用しました。また車内側カメラのレンズ周辺には赤外線LEDを搭載しており、夜間など暗い車内を明るく撮影できますので車上荒らし対策にも役立ちます」

こういった仕組みをいち早く採用してきたことで、さまざまな製品に応用することができ、今回のモデルに展開したというわけだ。

CELLSTAR CS-361FHT

レーダー探知機の知見を生かす

この製品のもうひとつの特徴として、ドライブ中に運転に注意が必要な場所を警告音と画面表示で知らせてくれる「GPSおしらせ機能」を搭載。安全運転に役立つ機能を備えている。GPSデータはパソコンまたはスマホでダウンロードでき、無料で使える。レーダー探知機を扱うメーカーの優位点といえる。

このほか、事故の衝撃などで電源ケーブルが外れてしまっても録画中のデータを正常に保存できるよう「スーパーキャパシタ」を搭載。マイクロSDカードのメンテナンスフリー機能などとともに、しっかりと記録できる仕組みを取り入れている。

時流に合わせ、ドライブレコーダーは死角をなくすべく360度+リヤの3カメラ式まで進化を遂げたわけだが、セルスターのもうひとつの主力製品、レーダー探知機はどうなのか。
【進化する機能が自慢】セルスターのセーフティレーダーは、つねに進化を続け安心・安全運転をサポートする に続く。


CELLSTAR CS-361FHT
CELLSTAR
CS-361FHT
価格:オープン(編集部調べ実勢価格:4万9800円前後)

CELLSTAR CS-361FHT

CELLSTAR CS-361FHT
●車内側にも超広角レンズを搭載した360度モデル。GPSユニットはブラケット内蔵タイプで、電源ケーブルの取りまわし性も優れている

CELLSTAR CS-361FHT
●360度でフロントや車内、窓越し左右を撮影できるモデルが、別体式のリヤカメラを装備。あおり運転や車内トラブル、駐車中の車上荒らし対策など全方位で対応する

CELLSTAR CS-361FHT
●本体には1.44インチ液晶モニターを搭載。3つの物理スイッチで記録画像の確認や各種設定操作を行う。マイクロSDメンテナンスフリーで書き込みエラーを防止。64GBを付属

CELLSTAR CS-361FHT
●収録するGPSデータを基に安全運転に役立つ警告をする「GPSおしらせ機能」を搭載。車内側カメラ周辺には赤外線LEDを搭載し、夜間でも車内を明るく記録する


ゆがみの少ない360度+リヤカメラ

CELLSTAR CS-361FHT

日中(フロント/車内)

CELLSTAR CS-361FHT
日中(リヤ)

CELLSTAR CS-361FHT
夜間(フロント/車内)

CELLSTAR CS-361FHT
夜間(リヤ)


CELLSTAR CS-361FHT
〈文=ドライバーWeb編集部・兒嶋 写真=佐藤正巳、編集部〉

■問い合わせ先
セルスター
TEL:0570-006867
https://www.cellstar.co.jp

ドライバーWeb編集部

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